これなら覚えられる!たった5文字の避難標語

見たことある!「おはしもて」

地震が続いていますね。いつどんなときにどんな状況でやってくるかわからないのが、震災です。もし、自分がいないところで子どもが大きな地震に遭ってしまったら?日頃からご家庭内で「防災」について話す機会が増えていると思いますが、今回は「たった5文字でその時必要なことがわかる!」あの言葉を見直すご提案です。

「おはしも・おかしも・おはしもて」

1995年に発生した阪神淡路大震災後に、消防庁が小学校低学年の生徒を対象とした避難訓練用の標語「おはし(押さない・走らない・しゃべらない)」を、教育指導ガイドラインに掲載しました。これを契機に「おはし」は全国の小学校で使用されることになりました。
現在、消防庁は「おはし」に一語を加えた「おはしも(押さない・走らない・しゃべらない・戻らない)」または「おかしも(押さない・駆けない・しゃべらない・戻らない)」を推奨しており、東京都教育委員会も、それに倣って「おかしも」を採用しています。
教育委員会や小学校、担当する教員によって違いはあるようですが、最近は「おはしも」にさらに一語を加えた「おはしもて(押さない・走らない・しゃべらない・戻らない・低学年優先)」を採用する場合も増えているとのこと・・・皆さんはどのように習いましたか?

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それってなんだっけ?にならないように

「おはしも・おかしも・おはしもて」言葉として覚えたのはいいけど、それってそもそもなんだっけ?とならないように、それぞれの意味について日頃からお子さんと一緒に楽しみながら話せると良いですね。
食事の時に「お箸」にちなんで「おはしもて」、おやつの時間に「お菓子」になぞらえて「おかしも」…もちろん、大人になった私たちにも役立つ標語です。

たった5文字の避難標語、ご家族みなさまで頭の片隅に置いてみてはいかがでしょう。

 

※参考資料
総務省消防庁「チャレンジ! 防災48」
http://open.fdma.go.jp/e-college/bosai/all.pdf
総務省消防庁「年少者の防火教育指導ガイドライン案の例」
http://www.fdma.go.jp/html/new/bouka_edu3.html
東京都教育委員会「安全教育プログラム」
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/pickup/p_gakko/anzenkyoikuprogram/25anzenkyoikupro.pdf
SYNODOS「防災教育の最前線」
http://synodos.jp/fukkou/10522

 


keino_winter

こんにちは。けいのっちです。
2017年2月19日にもまた地震がありましたね。関東地方でも結構揺れました。
熊本地震の発生や、年末には茨城の地震で動揺しませんでしたか?
大きな地震が発生する前に避難標語を唱えて準備しておきましょうね。
先日防災イベントにも参加してきたのでそのことについてはまたお知らせいたします。