改めて設定されたされたきょう5日、カイロス3号機は午前11時10分に打ちあがりましたが、開発したスペースワンは「飛行中断措置」を取ったことを発表しました。ミッション達成困難と判断されたということです。 今回の打ち上げについて、スペースワンは午後3時から会見を開き、飛行中断措置は「リフトオフから68.8秒後」だったと明かしました。1段目のモーターが燃焼中で、2段目の分離・点火には至らなかったということです。第三者への被害は確認されていません。 説明したスペースワンの関野副社長は「天候には恵まれ、晴れていたが風も良い状態だった。環境には問題なかった」「機体・機器に大きな異常は認められておらず、飛行中断の原因・経緯はこれから調査する」と話しています。
「カイロス」のプロジェクトでは、ロケットから衛星を切り離し宇宙の軌道にのせることがミッションとされていて、成功すれば、民間企業単独で開発されたロケットとしては国内初のケースとなります。 しかし、過去2回の打ち上げでは、初号機は爆発。2号機は旋回により飛行中断措置が取られ、いずれもミッションは達成されませんでした。 また3号機の打ち上げは、今月1日は天候分析の結果「上空10km付近の風が想定より弱かったため」中止。きのう4日はロケットの位置を把握するための人工衛星の信号の受信状態が安定せず、打ち上げの約30秒前に「緊急停止」しました。 「三度目の正直」となるかが注目された今回の3号機ですが、今回も打ち上げには至りませんでした。

