初雪はまだ?高温傾向続く

今週は秋晴れの続いているところが多く、太平洋側を中心に空気が乾燥し始めています。乾燥で喉を痛めないように水分をこまめに補給するのも風邪予防の一つ。もちろん外から帰った際は手洗い・うがいを忘れずにおこなってくださいね。今回は晩秋から初冬にかけての向こう1ヶ月の天候の傾向をお伝えします。

▼平均気温の傾向(11/3~12/2)

日本付近は高気圧に覆われやすく冬型の気圧配置は弱いため、北からの寒気の流れ込みは控えめ。全国的に平年より気温は高く、特に11月前半は季節が戻ったような暖かさになりそうです。気象庁は「高温に関する異常天候早期警戒情報」を発表し、農作物の管理等に注意を呼びかけています。西日本と沖縄・奄美地方は11月後半になると平年並みの気温に落ち着き、順調に季節が進む見通しです。

高温に関する異常天候早期警戒情報(気象庁資料)

北海道は初雪や積雪の時季を迎えていますが、今年はまだ観測官署で観測されたところがありません。北日本は10月に続き11月も平年よりかなり気温が高くなる予想で、初雪・積雪の便りは遅くなりそうです。

北海道の初雪・積雪の平年初日と昨年初日

(参照:札幌管区気象台HP)

▼降水量の傾向(11/3~12/2)

西~北日本の日本海側は平年に比べて曇りや雨または雪の降る日が少なく、太平洋側は平年と同様に晴れる日が多い見込みです。沖縄・奄美地方は前線や湿った空気の影響で11月後半は曇りや雨の日が多くなりそうです。

(みやっち)

ABOUTこの記事をかいた人

そっと静かに一人宇宙に思いを馳せるロマンチスト。学生時代には水の循環過程を研究していた。地球の仕組みや環境問題に心を寄せ、ヒグラシの鳴き声や川のせせらぎにシアワセを感じるシャイな好青年。“健康気象アドバイザー”でもある。現在はファインダー越しに季節の移ろいを追う姿が各地で目撃されるようになった。