北日本や東日本の内陸部では朝の冷え込みが強まり、紅葉の見頃を迎えているところが増えてきています。深まる秋に賑わいと寂しさが同居する今日この頃、今年も残すところ2ヶ月余りとなりました。11月上旬の立冬(11/7~)を迎えると暦の上では季節は「冬」に入ります。今回は11月から来年1月にかけての向こう3ヶ月の天候の傾向をお伝えします。
各地の紅葉の色づき情報は「紅葉特集2018」でチェック!!
▼平均気温の傾向(11月~1月)
向こう3ヶ月は「冬型の気圧配置が長続きせず、寒気の流れ込みは弱い」とみられ、西日本と東日本、沖縄・奄美地方は平年より気温は高くなる見通しです。先月発表された寒候期予報の傾向と変わらず、今年の冬は「暖冬」が予想されます。北日本は寒気が流れ込み、向こう3ヶ月は平年並みの気温になるとみられています。
▼降水量(降雪量)の傾向(11月~1月)
この先は西~北日本の日本海側は曇りや雨または雪の降る日が増えますが、北陸地方は12月から来年1月の期間、近畿北部や山陰地方も来年1月は平年に比べると降水量(降雪量)は少ない予想です。一方、太平洋側は平年と同様に晴れる日が多く、降水量は平年並み。沖縄・奄美地方は平年と同様に曇りや雨の日が多い見込みです。
降水量が平年並みまたは少ない傾向でも、ひとたび強い寒気が南下したり南岸低気圧が通過すると日本海側も太平洋側も大雪に見舞われる可能性がありますので、雪への備えは怠らないようにしましょう。
(みやっち)