秋雨続き日照不足に注意

お彼岸(9/20〜26)に入り、この週末にお墓参りにお出かけされる方も多いと思います。西〜東日本はスッキリしない天気が続いていますが、秋分の日の23日(日)は秋晴れとなるところが多い見込みです。

さて、先月までは猛暑の日々でしたが、きのう20日(木)は北海道の大雪山旭岳から初冠雪の便りが届き、きょう21日(金)は関東地方で11月上旬ごろの肌寒さになるなど季節は少しづつ前進しているようです。今回は10月中旬ごろまでの向こう1ヶ月の天気の傾向をお伝えします。

▼降水量の傾向 (9/22~10/21)

北〜西日本は高気圧と低気圧が交互に通過するため、天気は周期的に変化する見込みですが、東北〜九州地方は前線や湿った空気の影響を受けやすく、平年に比べて曇りや雨の日が多くなる見通しです。9月に入ってから、西・東日本は日照時間の少ない状態が続いており、農作物の管理などに引き続き注意が必要です。一方、沖縄・奄美地方と北海道のオホーツク海側や太平洋側では平年と同様に晴れる日が多い見込みです。

▼気温の傾向 (9/22~10/21)

北日本は暖かい空気が流れ込みやすく、特に期間前半は平年より気温が高くなる見込みです。また、東日本と沖縄・奄美地方も平年並みか平年より高くなり、季節の歩みは少し足踏みになるかもしれません。一方、西日本は北から秋の空気が入り、順調に秋が深まってきそうです。

(みやっち)

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そっと静かに一人宇宙に思いを馳せるロマンチスト。学生時代には水の循環過程を研究していた。地球の仕組みや環境問題に心を寄せ、ヒグラシの鳴き声や川のせせらぎにシアワセを感じるシャイな好青年。“健康気象アドバイザー”でもある。現在はファインダー越しに季節の移ろいを追う姿が各地で目撃されるようになった。