今日は、高気圧が大陸から張り出してきますが、北日本は低気圧や寒気の影響を受けるでしょう。このため、関東から西の地方では天気は回復して太平洋側を中心に晴れ間の広がる所もありますが、北日本と北陸では、雨や曇りのぐずついた天気となりそうです。東北と新潟県下越では昨日からの大雨で地盤が緩み、河川の増水している所があります。朝のうちまで土砂災害や河川の氾濫等に十分警戒して下さい。また、北海道と東北北部の太平洋側では沿岸部を中心に風が強く、海上は波が高いでしょう。海のレジャーや船舶は強風や高波に十分ご注意ください。
5/19(土)09時の予想天気図
日中の気温は、北日本と北陸では平年より低く、特に北海道では10℃前後とこの時期としてはかなり肌寒いでしょう。防寒はしっかりしてお過ごしください。一方、昨日夏日~真夏日となった所が多かった関東から西では、今日は一部を除き平年並みか平年より低めの所が多く、暑さが一段落しそうです。内陸部や太平洋側を中心に夏日の所もありますが、空気が乾いて比較的過ごしやすいでしょう。
全国の天気と気温
■各地の天気のポイント
【北日本】(東北・北海道)
北海道は、日射しがほとんどなく、道南から道央、道東の太平洋側では日中にかけて雨となる所が多いでしょう。東北も北部を中心に雨の一日となりますが、南部の太平洋側では雨は朝のうちまでに止んで、日中は日射しの出る時間帯もありそうです。現在、東北北部と山形県庄内では昨日からの大雨で地盤が緩み、河川の増水している所があります。朝のうちまで土砂災害や河川の氾濫に十分警戒して下さい。また、北海道と東北北部の太平洋側では東寄りの風が強く、海上では波が高いでしょう。海のレジャーや船舶は、強風や高波に十分注意ください。
各地の天気と気温
日中の最高気温は、北海道では7℃~12℃で4月上旬~中旬並みの寒さでしょう。外出の際は厚手の上着が必要となりそうです。東北では、4月下旬~5月上旬並みで北部で11℃~15℃、南部では17℃~21℃位の予想です。
【東日本】(関東甲信・東海・北陸・島しょ部)
北陸では低い雲に覆われて雨が断続するでしょう。伊豆諸島や小笠原も雲が多く、にわか雨の所がありそうです。他の地方では朝のうちまで一部で雨が残りますが、日中からは乾燥した晴天となる所が多そうです。ただ、関東南部では昼頃までは雲が広がりやすい見込みです。現在、新潟県下越では昨日からの大雨で地盤が緩み、河川の増水している所があります。朝のうちまで土砂災害や河川の氾濫に十分警戒して下さい。
降水予想12時
日中の気温は、北陸では15℃~17℃位で4月上旬~中旬並み、他は概ね20℃以上で、関東では25℃前後の汗ばむ陽気でしょう。甲府は29℃、静岡は30℃まで上がる予想ですが、空気が乾きカラリとした暑さとなりそうです。
【西日本】(九州・中国・四国・近畿)
日本海側では日中まで雲が多く、昼前まで弱い雨が残る所があるでしょう。九州も雲が広がりやすく、南部ではにわか雨の可能性があります。外出の際は折り畳み傘があると安心です。他の地方は、午前中まで雲が広がりやすいですが、昼頃から概ね晴れるでしょう。
衛星画像03時
日中の気温は、山陰や北近畿では16℃~19℃位までしか上がらず4月上旬並みの肌寒さでしょう。日々の気温の変化が大きくなりますので体調管理にお気を付け下さい。他は概ね20℃以上で、九州南部と四国の太平洋側では、最高気温が25℃以上の夏日の所が多く汗ばむ陽気となりそうです。
【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
湿った空気や気圧の谷の影響で各地とも雲が広がりやすく、宮古島では昼頃から一時雨の可能性があります。一方、八重山地方では日中日が射す時間がありそうです。
各地の天気と気温
日中の気温は、奄美で29℃、沖縄では30℃前後で、6月中旬並みまで上がるでしょう。南~西よりの湿った風が吹き、蒸し暑く感じるでしょう。
(むらさめ)