今日は、日本の南海上に停滞する前線上を低気圧が進んでくるでしょう。また、北日本や関東は寒気や冷たく湿った北東風の影響を受ける見込みです。このため、全国的に雲が多く、特に関東から西の太平洋側では日差しがほとんどなく、雨が断続するでしょう。強い雨雲は海上を進む予想ですが、南西諸島や伊豆諸島では雷を伴い激しい雨の降るおそれがあります。急な強い雨、落雷・突風などにご注意ください。また、本州の太平洋沿岸では東寄りの風がやや強く、海上は波が高いでしょう。海のレジャーや船舶はお気を付け下さい。
5/8(火)09時の予想天気図
日中も気温はあまり上がらず、最高気温は沖縄をのぞき平年を下回る所が多い見込みです。冷たく湿った北東の風が吹き込む北海道のオホーツク海側では5℃前後、関東から北の太平洋側でも10℃台前半までしか気温が上がらず、かなり肌寒さを感じるでしょう。一方、関東から西の地方では、最高気温は20℃前後の所が多いでしょう。
全国の天気と気温
■各地の天気のポイント
【北日本】(東北・北海道)
北海道は、雲が広がりやすく、オホーツク海側では朝晩を中心に弱い雨か雪が降るでしょう。その他の地方では、日中は雲の切れ間から晴れ間が広がる時間帯がありそうです。東北は、北部で日中は晴れる所がありますが、南部は概ね曇りで太平洋側の地域では時々弱い雨の降る所がありそうです。外出の際は折り畳み傘があると安心です。
各地の天気と気温
北海道のオホーツク海側では、日中もほとんど気温が上がらず、最高気温は5℃前後と3月下旬から4月上旬並みの寒さでしょう。防寒はしっかりしてお過ごしください。その他の地方では、10℃~13℃位まで気温が上がるでしょう。東北の太平洋側では、北東の冷たく湿った風(やませ)が流れ込み、最高気温は8℃~14℃と肌寒いですが、日本海側では4月下旬~平年並みの16~18℃位まで上がりそうです。
【東日本】(関東甲信・東海・北陸・島しょ部)
全般に曇り空が広がり、すっきりとしないでしょう。各地とも日中にかけて時々弱い雨が降り、夕方から夜にかけて東海や関東南部の太平洋側では、本降りとなりそうです。伊豆諸島では大気の状態が不安定となり、急な強い雨、落雷、突風などの激しい現象に注意が必要です。なお、太平洋沿岸では北東の風がやや強く海上は波が高いでしょう。強風や高波にもご注意ください。
風と波の予想09時
関東地方は北東の冷たく湿った風が流れ込み、日中も気温の上昇が鈍いでしょう。最高気温は、4月上旬~中旬並みの15℃~18℃位の見込みです。外出時は上着が必要になりそうです。一方、北陸では18℃~19℃、東海・甲信では20℃~24℃位で4月中旬~平年並みの気温でしょう。
【西日本】(九州・中国・四国・近畿)
全般に曇りで、九州南部では朝のうちから、四国と近畿南部の太平洋側では昼前から雨となるでしょう。山陰でも昼前にかけて弱い雨の降る所がありそうです。
降水予想12時
山陰では日中も気温がほぼ横ばいで、最高気温は4月上旬並みの15~16℃位でしょう。他は20℃前後の所が多くなりそうです。
【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
奄美では朝のうちから、沖縄本島や先島諸島では昼前後から雨となるでしょう。前線や湿った空気の影響で大気の状態が非常に不安定となりそうです。急な激しい雨、落雷、突風などに注意が必要です。空が急に真っ暗になる、雷が鳴るなど発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。一方、大東島地方では日中は晴れ間が広がりますが、夜は一時雨となるでしょう。
各地の天気と気温
日中の気温は、奄美で27℃、沖縄では27℃~29℃位で、5月下旬~6月上旬並みの見込みです。
(むらさめ)