昨日、西日本や東海地方にまとまった雨を降らせた低気圧や前線は東の海上に離れますが、きょうは別の低気圧が北海道付近と日本海を東進するでしょう。このため、全国的に雲が広がりやすく、午後以降は日本海側を中心に大気の状態が不安定となってにわか雨や雷雨があるでしょう。北日本は冷たい雨が降り、北海道では雪となる所もありそうです。変わりやすい天気となりますので、外出の際は雨具をお忘れなく。また、西日本から東日本の沿岸部を中心に西寄りの風が強く、海上は波が高いでしょう。強風による飛来物、海のレジャーや船舶は高波にご注意ください。
4/7(土)09時の予想天気図
最高気温は、平年並みか平年を下回る所が多く、特に西日本や北陸では12℃~15℃と3月上旬から中旬並みの気温に逆戻りして肌寒く感じるでしょう。沖縄や奄美も20℃を下回りそうです。日々の気温の変化が大きくなりますので体調管理にお気を付け下さい。一方、関東では20℃前後で、4月下旬から5月上旬並みの暖かさが続く見込みです。
全国の天気と気温
きょうの未明にかけて九州各地で黄砂が観測されており、日中にかけて西日本や北陸周辺では黄砂が飛来する可能性が高くなっています。できるだけ窓を開けないようにし、洗濯物は部屋干しをするのがおすすめです。敏感な方は外出時にマスクの着用を。
黄砂情報 12時の予想
■各地の天気のポイント
【北日本】(東北・北海道)
北海道は、広い範囲で昼頃まで雪や雨が降るでしょう。江差や小樽など日本海側と旭川や稚内など北部では夜にかけても降りやすいでしょう。一方、帯広や釧路など道東の太平洋側では概ね曇りですが、朝のうちまで弱い雪や雨が降りそうです。東北も雲が多く、日本海側を中心に変わりやすい天気でしょう。青森・秋田・酒田などでは朝のうちでいったん雨は上がりますが、午後から再び雨が降りやすくなり、夜にかけて雷を伴うおそれがあります。仙台や福島など南部の太平洋側では概ね曇りとなりますが、急な雨に備えて折り畳みの傘があると安心です。
各地の天気と気温
最高気温は、北海道では各地とも10℃未満でオホーツク海側では2℃前後と3月中旬から下旬並みで寒さが厳しいでしょう。稚内・網走2℃、小樽・北見4℃、旭川・釧路5℃、札幌6℃、室蘭7℃、帯広8℃、函館は9℃の予想です。東北は、青森・秋田9℃、盛岡11℃、山形13℃、仙台16℃、福島は17℃まで上がるでしょう。北部は昨日より3℃~6℃ほど高くなりますが、夜からは急に冷え込みそうです。
【東日本】(東海・北陸・関東甲信・島しょ部)
一日を通して雲の広がりやすい状態で、新潟を含む北陸周辺では日中も時々雨が降りそうです。午後以降は大気の状態が不安定となり、雷を伴うおそれがあります。急な強い雨や落雷・突風等激しい現象にご注意ください。他も変わりやすい天気で、太平洋側では晴れ間の出る所もありますが、関東北部の山沿いや岐阜・名古屋などでは夕方から夜にかけて雨となりそうです。
15時の降水分布予想
最高気温は、各地とも昨日より低くなり関東を除き20℃を下回るでしょう。北陸では、11℃~13℃の予想で、昨日22℃以上まで上がった金沢では10℃以上低い11℃、新潟は12℃の見込みです。関東は、20℃前後で東京は21℃の見込みです。甲信・東海は、松本13℃、長野・岐阜14℃、名古屋15℃、甲府17℃、静岡19℃でしょう。
【西日本】(九州・中国・四国・近畿)
各地とも雲が多い一日でしょう。北近畿や山陰など日本海側と長崎や熊本など九州の東シナ海側では時々雨が降る見込みです。午後からは大気の状態が不安定となりますので、急な強い雨や落雷、突風などに十分ご注意ください。
03時の衛星画像
西から寒気が流れ込むため、日中の最高気温は、昨日より5℃以上低くなる所が多く、太平洋側でも15℃未満と肌寒いでしょう。暖かくしてお過ごしください。近畿・中国では、鳥取・山口11℃、広島・岡山・松江12℃、大阪・神戸・奈良13℃、京都・大津14℃の見込みです。九州・四国では、福岡・長崎・熊本12℃、高松・高知・松山13℃、鹿児島・宮崎・徳島14℃でしょう。
【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
前線や大陸の高気圧の張り出しに伴う寒気の影響で各地とも雲の多い一日で、朝のうちまで雨の所が多く、日中も所々で弱い雨がぱらつくでしょう。また、北の風が強く吹き、沿岸の海域ではしける見込みです。海のレジャーや船舶は強風や高波に注意してください。
日本近海の風と波の予想09時
日中の最高気温は、昨日より大幅に下がり各地とも20℃前後の予想で那覇では8℃低くなるでしょう。奄美17℃、那覇18℃、宮古島19℃、石垣・南大東21℃の見込みです。
(むらさめ)