今日は前線上の低気圧が九州から四国付近にゆっくり進むでしょう。このため、西日本から東日本にかけての広い範囲で風雨が強まり、海上はしけて荒れた天気となるでしょう。東日本から東北南部にかけては冷たい雨や雪となり、内陸の標高の高い所では大雪となる所がありそうです。一方、北海道では高気圧に覆われ、日中にかけて晴れ間の広がる所が多いでしょう。
3/21(水)09時の予想天気図
最高気温は、西日本から東日本では昨日より低くなる所が多く、海岸平野部でも日中の気温は10℃前後と真冬並みの寒さとなるでしょう。防寒はしっかりとして暖かくお過ごしください。一方、北日本では東北南部をのぞいて昨日より高くなり、北海道でも平年並みに戻って厳しい寒さはいくぶん和らぎそうです。
全国の天気と気温
■各地の天気のポイント
【北日本】(東北・北海道)
北海道は、日中を中心に概ね晴れますが、函館や室蘭など道南では昼頃から雲が広がりやすくなるでしょう。東北は曇りの所が多く、南部から天気が下り坂に向かうでしょう。南部では昼過ぎから、北部では夜に入って雨や雪となり、内陸や標高の高い所では積雪となるおそれがあります。お出かけの方は滑り止めの付いた靴がよいでしょう。
各地の天気と気温
最高気温は、北海道では真冬日の所が多くなった昨日に比べ平年並みに戻り、寒さは和らぐでしょう。釧路1℃、旭川・稚内・帯広2℃、小樽・室蘭3℃、札幌4℃、函館は5℃の予想です。東北は、北部では昨日より気温が上がってほぼ平年並みとなりますが、南部では2月下旬から3月上旬並みで肌寒さを感じるでしょう。盛岡5℃、青森・仙台・山形・福島6℃、秋田7℃の見込みです。
【東日本】(東海・北陸・関東甲信・島しょ部)
関東南部と甲信、東海、北陸西部では午前中から冷たい雨となり、昼過ぎにかけて新潟や北関東まで雨の範囲が広がる見込みです。内陸部の標高の高い所では雪となり、甲信地方と北関東の山間部では大雪のおそれがあります。積雪により交通障害が発生する可能性がありますので、お出かけの前に交通情報をチェックするようにしてください。また、沿岸部では東寄りの風が次第に強まり、太平洋沿岸では高波にも注意が必要です。
12時の降水分布予想
日中の最高気温は、平地でも10℃以下、長野県では5℃以下の所が多く真冬並みの寒さとなりそうです。防寒はしっかりとしてお過ごしください。関東は、6℃~9℃の所が多く東京は9℃の予想です。北陸では、新潟・金沢・福井8℃、富山10℃の見込みです。甲信・東海は、松本2℃、大月5℃、長野・高山6℃、甲府・津9℃、名古屋・静岡・岐阜10℃でしょう。
【西日本】(九州・中国・四国・近畿)
西日本は一日を通して雨となる所が多く、沿岸部では東寄りの風が強く海上はしけ~大しけとなるでしょう。沿岸部では強風や高波に注意・警戒して下さい。また、太平洋側では雷や突風を伴って一時強く降るおそれがあります。荒れた天気が続きますので外出時は十分お気を付け下さい。
09時の波浪予想
日中の最高気温は、昨日と同じか低くなり、九州南部や四国を除いて10℃前後の所が多く、2月上旬から中旬並みでしょう。近畿・中国では、松江8℃、大津・鳥取・岡山9℃、広島10℃、京都・大阪・神戸11℃の見込みです。九州・四国では、福岡・高松・徳島10℃、大分11℃、長崎・佐賀12℃、熊本・松山14℃、宮崎16℃、鹿児島は18℃まで上がる予想です。
【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
奄美は朝晩中心に雨となり、日中は概ね曇りでしょう。沖縄は概ね曇りですが、南大東では朝のうちから昼前にかけて雨となり雷を伴うおそれがあります。急な強い雨や落雷にご注意ください。また、日中は北西の風が強く吹き、海上は波が高いでしょう。
各地の天気と気温
日中の最高気温は、20℃台前半で昨日を下回るでしょう。宮古島・石垣20℃、奄美・那覇21℃、南大東24℃の予想です。
(むらさめ)