最強クラスの立春寒波 大雪警戒

2月にはいり、節分、立春と暦の上では春の足音が…といきたいところですが、今年の冬将軍は手加減なしです。インフルエンザの過去最高の流行も寒さのせいでしょうか。。

あす4日からは西日本の上空に今冬一番の強い寒気が流れ込み、北陸から九州にかけて再び大雪となるおそれがあります。
今冬一番や最強クラスがもう何回目なのか、と言われそうですが、前回1月11日に北陸地方で記録的な大雪となり、新潟県でJRの列車が立ち往生するなどの被害が相次いだ時と同じレベルです。
特にJPCZといわれる雪雲の列がかかるとみられる福井県では、局地的な集中豪雪による主要幹線国道の影響が懸念されていますので、雪の降り方には警戒してください。九州では熊本や長崎などを中心に平野部でも大雪のおそれがあります。(2016年1月24日 長崎で17cm積雪を記録)

↑ 低気圧周辺で暴風に注意 (上空700m付近の風の予想)

↑ 9年ぶりの大雪に見舞われた新潟市内 (先月12日)

強い寒気に伴う大雪見通し(~2月9日)
エリア 最大降雪量
北陸 70cm/日
北海道・東北・近畿・中国 50cm/日
東海・関東甲信 40cm/日
九州北部 20cm/日
その他留意事項(~2月9日)
北日本 暴風雪、猛ふぶき、高波
北陸 平野部も大雪による交通障害、落雷
山間部のなだれ
西日本 平野部でも積雪
路面凍結や交通障害、水道管の凍結

◆週末の天気ポイント
最強クラス寒気 4~5日ピーク
北陸はドカ雪 西日本平野部も大雪警戒
太平洋側でも一部雪雲流入


がんちゃんです。
月~火曜日は鳥取に出張予定なのですが、昨年1月24日の鳥取大雪の際に米子道で約60台の車が約4kmの区間で立ち往生した例などが記憶に新しく、ドライバーにとっては急激な積雪ほど恐ろしいものはありません。今回は強い雪雲が若狭湾~福井を指向する予測になっていますが、現地から雪景色をリポートしたいと思います。

ABOUTこの記事をかいた人

“季節を五感で生きる予報士”
カメラで雲や風景などをおさめるのが日課。
春はお花見、夏は登山、秋は紅葉、冬はスノボ三昧!(まれに骨折あり)
研究対象は積乱雲で、気象庁の竜巻突風予測情報検討会の委員を歴任。
どんなに寒くてもコートを着ない薄着志向。