日本付近は、強い冬型の気圧配置が続きます。北日本や北陸・山陰では、暴風雪・大雪・高波に警戒してください。北日本と北陸は、北海道西方海上の低気圧と強い寒気の影響で、風が強く吹雪となり、雷を伴うでしょう。関東は冬晴れとなりますが、沿岸海域では波が高く、東海では雪が降るでしょう。西日本は雲が多く、山陰は、雪が降り雷を伴う見込みです。瀬戸内海側では雪の降るところがあり、太平洋側はおおむね晴れるでしょう。寒気の影響で、九州北部は雪が降る見込みです。沖縄・奄美は雨が降り、海は波が高いでしょう。
予想天気図（1月24日9時）
日中は、全国的に厳しい寒さとなり、最高気温は平年より5℃～8℃ほど低いところが多く、沖縄・奄美は平年より1℃～2℃低くなる見込みです。北海道では、-5℃～-2℃、東北は-3℃～1℃、北陸は0℃～1℃、関東・東海は4℃～7℃、近畿・中国・四国は0℃から5℃、九州は3℃～7℃、沖縄・奄美は15℃～20℃でしょう。
きょうの全国の天気と気温
1月24日12時の風と波の予想
■各地の天気のポイント
【北日本】(北海道・東北)
北日本は、北海道西方海上の低気圧と寒気の影響で、強い冬型の気圧配置が続きます。北海道と東北地方では、暴風雪・大雪・高波と猛吹雪に警戒してください。また、着雪・落雷・突風の注意に加え、交通機関は吹雪や吹き溜まりなど交通障害へ注意してください。オホーツク海側でも、雪が降りところにより吹雪となりますが、道東の太平洋側は晴れるでしょう。また、近海では、高波や船体着氷への注意が必要です。 東北地方は風雪が強く、ところにより雷を伴うでしょう。大雪・風雪・雪崩・落雷・突風・低温に注意が必要です。
きょうの北海道の天気と気温
きょうの東北地方の天気と気温
北日本の雪雲の予想（1月24日12時）
日中の最高気温は、北海道では、全域が真冬日となり、-2℃～-5℃(札幌-4℃、稚内-2℃、旭川-5℃、網走-3℃、釧路-2℃、帯広-3℃、函館-4℃)、東北地方は、真冬日のところが多く、-3℃～1℃（仙台0℃、青森-3℃、盛岡-3℃、秋田-2℃、山形-1℃、福島1℃)で、平年から4℃～5℃ほど低いところが多く、厳しい寒さとなります。ダウン、帽子、手袋、マフラーなどの防寒対策をして、お出かけください。
【東日本】(北陸・東海・関東・島しょ部)
北陸は強い寒気の影響で暴風雪・高波・大雪、関東の沿岸は高波に警戒してください。関東北部は雪が降り、関東南部と伊豆諸島北部はおおむね晴れるでしょう。伊豆諸島南部は雲が多く、小笠原諸島は雲が多く雨が降る見込みです。東海の北部は雪が降り、雪雲が流れ込む平野部では、雪が降るところがあるでしょう。北陸では落雷・突風・雪崩、関東北部の山沿いは雪崩、関東は低温に注意が必要です。東海の沿岸や伊豆諸島の近海では高波に注意してください。
きょうの北陸地方の天気と気温
きょうの東海地方の天気と気温
東日本の雪雲や雨雲の予想（1月24日12時）
日中の最高気温は、北陸では0℃～1℃(新潟1℃、長野0℃、金沢1℃)、関東は4℃～7℃（東京5℃、千葉6℃、横浜7℃、前橋4℃）、東海は3℃～6℃（名古屋4℃、静岡6℃、岐阜3℃)で、平年より3℃～6℃ほど低く、厳しい寒さとなります。ダウン、帽子、手袋、マフラーなどの防寒対策をしっかりして、お出かけください。
【西日本】(近畿・中国・四国・九州)
山陰は暴風雪と高波に警戒してください。寒気の影響で、山陰は雲が多く、雪が降り雷を伴うでしょう。近畿南部と四国の太平洋側はおおむね晴れるところが多いですが、瀬戸内海側では雲が多く、雪の降るところがあるでしょう。寒気の影響で、九州北部は雪が降り、九州南部は晴れ間が出る見込みです。山陰は大雪・風雪・着雪・落雷・突風・低温、四国の瀬戸内海側は大雪、九州は風雪、西日本の周辺海域は波が高く、注意が必要です。
きょうの近畿地方の天気と気温
きょうの中国地方の天気と気温
きょうの九州地方の天気と気温
西日本の雪雲や雨雲の予想（1月24日12時）
日中の最高気温は、近畿・中国・四国では、0℃～5℃（大阪3℃、京都3℃、神戸3℃、松江0℃、広島1℃、高松3℃、高知5℃）で、九州では、3℃～7℃（福岡3℃・長崎3℃、熊本3℃・大分3℃・鹿児島7℃）で、平年より6℃から8℃ほど低く、厳しい寒さとなります。ダウン、帽子、手袋、マフラーなどの防寒対策をしっかりして、お出かけください。
【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
沖縄・奄美は寒気の影響で雲が多く、雨が降るでしょう。また、沖縄の周辺海域では波が高く、沿岸や海上は注意が必要です。日中の最高気温は、平年より1℃～2℃ほど低く、15℃から20℃（奄美15℃、那覇18℃、石垣島19℃、南大東島20℃)で、寒いでしょう。
きょうの沖縄・奄美の天気と気温
■今日のヒトコト： 北日本と北陸・山陰は冬空が続く
きょうは、冬型の気圧配置が強まり、北日本と北陸・山陰では、寒気の影響で暴風・大雪・高波が続き、九州や瀬戸内海では雪が降ります。また、四国東部や東海では雪雲が流れ込んで、雪が降りそうです。今週は、今シーズン一番の寒気が入り、全国的に厳しい寒さが続くでしょう。暖かくして、お過ごしください。けさの雲画像では、北部日本海には渦状の雲域、日本海では寒気に伴う活発な雲が発生しており、太平洋側にも流れ出しています。南西諸島には寒気に伴う雲域が発生しています。一方、関東や西日本の太平洋側は晴天域があります。これら雲域と晴天域が、きょうの天気の主役です。
気象衛星の雲画像（1月24日3時）
ビエントです。大寒を過ぎ、今週は今シーズン一番の寒気が居座りそうです。きのうは鹿児島から「うめ」の開花、宮古島から「ひかんざくら」と「つばき」の開花の便りが届きました。大雪となった都内の公園では、咲きそろった寒紅梅に雪。
東京都（1月23日）
（2018/1/24 04:30更新）
