きょうは、北海道や東北地方の日本海側と北陸・山陰では、西高東低の冬型の気圧配置が続きますが、北日本の太平洋側と東日本から西日本の広い範囲で、冬型が次第に緩みます。北日本と北陸・山陰の日本海側は冬空が続き、北海道と東北地方の日本海側は雪が降り、北陸・山陰は雨や雪が降る見込みです。太平洋側は晴れるところが多いですが、瀬戸内海や近畿では寒気の影響で雲が多いでしょう。気圧の谷の影響で、九州は夜にはところにより雨、沖縄・奄美も、雲が多く雨が降るでしょう。
予想天気図（1月4日9時）
日中の最高気温は、北海道は2月下旬並み、北日本は真冬並みです。東日本と西日本は平年より低いところが多く、東日本は真冬並み、西日本は１月中旬から真冬並みです。奄美は1月下旬、沖縄は今頃から3月下旬並みの気温です。北海道は-5℃～3℃、東北は1℃～4℃、北陸は2℃～4℃、関東・東海は8℃から9℃、近畿・中国・四国は6℃～10℃、九州は9℃～11℃、沖縄・奄美は18℃～24℃です。
きょうの全国の天気と気温
■各地の天気のポイント
【北日本】(東北・北海道)
きょうは、北日本では冬型の気圧配置が続きます。北海道の日本海側は昼ごろまで雪が降り、吹雪くところがある見込みです。オホーツク海側は雪が降り、道東は雲が多いでしょう。東北地方は、日本海側では昼頃まで雪が降り、吹雪くところがありますが、昼過ぎには雪は次第に止む見込みです。太平洋側は雲が多いでしょう。北海道では、なだれ・吹雪・着雪・落雷・突風・高波に注意してください。海はオホーツク海側や道東の沿岸では高波に注意が必要です。東北の日本海側は波が高く、大雪・風雪・雪崩・着雪・落雷・突風に注意してください。太平洋側は空気の乾燥により、火の元・火の取り扱いにも注意が必要です。
きょうの北海道の天気と気温
きょうの東北地方の天気と気温
北日本の雨雲や雪雲の予想（1月4日12時）
日中の最高気温は、北海道では真冬日のところが多く、-5℃～3℃(札幌1℃、稚内-1℃、旭川-5℃、網走-1℃、釧路0℃、帯広0℃、函館3℃)で、2月下旬から3月上旬並みです。東北地方は、平年より2℃ほど低いところが多く、1℃～4℃（仙台3℃、青森2℃、盛岡2℃、秋田2℃、山形1℃、福島4℃)で、真冬並みの寒さが続きます。ダウン・帽子・手袋・マフラーなどが必要です。
【東日本】(北陸・東海・関東・島しょ部)
北陸は、寒気の影響で波が高く、平野部では雨や雪、山沿いでは雪が降り、ところにより吹雪や雷を伴いますが、午後には止むでしょう。関東・東海は晴れるところが多いでしょう。関東北部の山沿いでは雪が降る見込みです。伊豆諸島北部は晴れますが、伊豆諸島南部と小笠原諸島は、雲が多く雨が降る見込みです。群馬県北部・長野県北部は大雪や雪崩に注意してください。また、北陸では風雪・落雷・突風・着雪・高波に注意が必要です。関東・東海は、空気の乾燥が続いています。火の元・火の取り扱いに注意してください。関東・東海の沿岸や伊豆諸島では、高波に注意が必要です。
きょうの北陸地方の天気と気温
東日本の雨雲や雪雲の予想（1月4日12時）
1月4日12時の風と波の予想
日中の最高気温は、平年より低いところが多く、北陸では2℃～4℃(新潟4℃、長野2℃、金沢4℃)、関東は8℃～9℃（東京9℃、横浜9℃、千葉9℃、前橋8℃）、東海は7℃～9℃（名古屋8℃、静岡9℃、岐阜7℃)で、真冬並みの寒さが続きます。外出の際は暖かくしてお出かけください。
【西日本】(近畿・中国・四国・九州)
山陰や京都は、寒気の影響で雲が多く、雨や雪が降る見込みです。近畿と瀬戸内海は寒気の影響で雲が多いでしょう。四国の太平洋側は高気圧に覆われて晴れる見込みです。九州ははじめ晴れますが、気圧の谷の接近で次第に下り坂となり、夜は雨が降るところがあるでしょう。西日本は太平洋側を中心に空気が乾燥しています。火の元・火の取り扱いにご注意ください。
きょうの中国地方の天気と気温
西日本の雨雲や雪雲の予想（1月4日12時）
日中の最高気温は、近畿・中国・四国では平年より2℃～3℃ほど低く、6℃～10℃（大阪8℃、京都6℃、神戸7℃、松江7℃、広島8℃、高松7℃、高知10℃）で真冬並みの気温となる見込みです。九州は、平年より2℃ほど低く、9℃～10℃（福岡9℃・長崎10℃、熊本9℃・鹿児島11℃）で、真冬並みです。外出の際は暖かくしてお出かけください。
【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
沖縄・奄美は気圧の谷の影響で雲が多く、雨が降る見込みです。南大東島は、高気圧に覆われて晴れるでしょう。八重山地方は、夜には雨が降る見込みです。沖縄では空気が乾燥しています。火の元・火の取り扱いに注意してください。日中の最高気温は、きのうと同じくらいまで上がり、今頃から3月下旬の頃の気温が続くでしょう（奄美18℃、那覇20℃、石垣島24℃、南大東島21℃)。
きょうの沖縄・奄美の天気と気温
■今日のヒトコト： 冬型の気圧配置で、日本海側は冬空、太平洋側は冬晴れのところが多い
きょうは新年のスタート、仕事初めです。西高東低の冬型の気圧配置が続き、日本海側は冬空、太平洋側は乾いた冬晴れとなりそうです。外出の際は暖かくしてお出かけください。帰宅の際は、手洗い・うがいを忘れないように。また、全国的に寒さが続いています。火の元・火の取り扱いにご注意ください。けさの雲画像では、北部日本海や東北・北陸・山陰の日本海側では、寒気に伴う筋状の雲が発生しています。また、太平洋側にも筋状の雲が発生しています。一方、中国大陸から東シナ海にかけて、気圧の谷に伴う雲域が広がってきました。東北・関東・東海から近畿・四国・九州の太平洋側では、晴天域があります。これら雲域と晴天域がきょうの天気の主役です。
気象衛星の雲画像（1月4日3時）
ビエントです。あけまして、おめでとうございます。本年も、よろしくお願いします。きのうは大阪から初雪、東京から椿の開花の便りが届き、また、台風第1号（ボラヴェン）が南シナ海で発生しました。冬晴れの正月、都内の公園ではロウバイが咲き始めました。小さな黄色い花が空っ風に揺れていました。
東京都（1月3日）
（2018/1/4 04:30更新）
