10月最後の日の今日は、新潟県と東北の日本海側で曇りや雨の他は、秋晴れの所が多く、今日は強い風も弱まり、穏やかな所が多くなるでしょう。
予想天気図
日中の最高気温は、今頃か今頃より低く、11月頃の晩秋の陽気の所が多く、新潟県や東北の日本海側は日差しがないので、寒さの続く所が多いでしょう。一方、その他の地方は風は弱まるため、西日本~東日本は爽やかな陽気の所が多く、北日本でも秋晴れの地方は日差しが暖かく感じそうです。
■各地の天気のポイント
【北日本】(東北・北海道)
今日も東北の日本海側で曇りがちの天気が続き、夕方頃まで通り雨の降る可能性があるので、お出かけの際には念のため、折り畳みの傘をお持ち下さい。ただ、天気の大きな崩れはないでしょう。その他の地方は秋晴れが広がり、北海道の北部や日本海側でも次第に雲が少なくなり、秋晴れの広がる所が多くなる見込みです。また、昨日は沿岸を中心に非常に強い風の吹いた所がありましたが、今日日中は風も弱まり、穏やかになりそうです。
12時の予想天気分布
日中の最高気温は、昨日と同じか、昨日より上がる所が多くなりますが、まだ今頃(平年)の気温に届かず、11月頃の晩秋の陽気の所が多いでしょう。ただ、今日は昨日のような強い風は吹かないので、東北の太平洋側では日差しがたっぷり降り注ぎ、日差しが暖かく感じるでしょう。(仙台15℃、福島・宮古14℃)一方、東北の日本海側では日差しがほとんどないので、日中もコートが欲しい寒さが続く見込みです。(山形・秋田13℃、青森12℃)また、北海道は10℃前後しか上がらず、風は弱まりますが、今日も晩秋の頃のコートが必要な位の寒さが続くので注意して下さい。
【西日本・東日本】(九州~関東・北陸)
西日本~東日本と北陸西部では移動性の高気圧に覆われるため、秋晴れの広がる所が多く、風も弱く、穏やかな天気になりそうです。ただ、新潟県では昼前後まで雨が降り易く、富山県でも朝まで弱い雨の降る時があるので注意して下さい。
12時の予想天気分布
日中の最高気温は、昨日と同じか昨日より高くなる所が多くなりますが、こちらの地方でもまだ今頃の陽気に届かず、11月頃の晩秋の陽気の所が多い見込みです。(九州・四国・中国20℃前後)、(近畿・東海・関東17℃~20℃)、(北陸・甲信14℃~17℃)ただ、今日は昨日のような強い北風は弱まるので、西日本と東海・関東では日中は爽やかな陽気になる所が多いでしょう。また、北陸と甲信では晴れる地域では日差しの温もりは感じられますが、日差しのない新潟県ではコートが欲しい寒さが続く見込みです。
【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
沖縄・奄美では、やや湿った空気の影響を受けるため、雲の多い天気が続きますが、雲の間から晴れ間の出る時はあるでしょう。
12時の予想天気分布
日中の最高気温は、昨日より上がる所が多く、今頃の陽気に戻るでしょう。(石垣島27℃、南大東島・那覇26℃、名瀬25℃)
■今日のヒトコト
今日は冬型の気圧配置も緩み、一部を除いて、秋晴れが広がり、風も弱まるため、穏やかな天気になる所が多いでしょう。ただ、北海道の北部や東部の海上は今日いっぱいは4m前後のシケ模様が続くので注意して下さい。
31日午前9時波浪予想図
ケイです。昨日は台風22号から変わった低気圧が急速に発達したため、日本付近は西高東低の冬型の気圧配置が強まりました。雲画像を見ても日本海側には筋状の雲がきれいに広がっているのが分かります。このため、昨日は東京と近畿で「木枯らし1号」が吹いたと発表されました。東京では昨年よりも10日早く、近畿では昨年より1日早い観測でした。「木枯らし1号」が発表される条件は東京で毎年10月中旬~11月下旬の間に、冬型の気圧配置になり、西北西から北よりの風が風速8m以上吹いた時に発表されます。なお、近畿でも東京とほぼ同じですが、期間が二十四節気の霜降(10月23日)~冬至(12月22日)と決まっていて、近畿の方が期間が長くなっています。また、東京と近畿以外の地域では「木枯らし1号」の発表はありません。
10月30日12時雲画像(可視画像)
昨日は、名瀬から平年より7日遅くススキが開花し、盛岡からは平年より3日遅く、イチョウの黄葉の便りが届きました。