平年で最も梅雨入りが早いのは沖縄で、5月9日頃。沖縄など南西諸島では、いよいよ梅雨入り目前となってきました!
今回は5月~7月の天気の特徴を踏まえて、”2016年最新梅雨傾向”を解説します。
■各地の降水量の傾向
■平年より多い可能性が高いエリア
⇒西日本太平洋側
5月~7月の全ての期間を通して、平年よりも降水量が多くなる予想。降水量の多くなる原因は、南から暖かく湿った空気が入りやすく、低気圧や前線の影響を受けやすいためです。
昨年は、鹿児島市など九州地方で6月の雨量が平年の3倍以上になった所もありましたが、今年も梅雨時期の大雨には警戒が必要になりそうです。
■平年並か多い可能性が高いエリア
⇒東日本、西日本日本海側
5月は数日周期で晴れと雨が交互に訪れる、周期変化となりそうです。6月~7月は、暖かく湿った空気が流れ込む影響で、平年と同様に雨やくもりの日が多いでしょう。
ただ、西日本では、7月後半は太平洋高気圧に覆われ、晴れる日が多くなる見込み。
■平年並の可能性が高いエリア
⇒北日本、奄美・沖縄
5月~7月の期間を通しては平年並ですが、油断は禁物です。
奄美・沖縄では梅雨時期にあたる5月~6月に、北日本では7月に雨量が平年よりも多くなる予想です。
農家の方や雨の影響を受ける職業の方は、早めに梅雨対策を行っておくと安心です。
■各地の平均気温の傾向
■平年より高い可能性が高いエリア
⇒東日本、西日本、奄美・沖縄
夏の暑さをもたらす太平洋高気圧の西への張り出しが強く、今年もジメジメとした蒸し暑い夏になりそう。
昨年の5月~9月の期間、全国で熱中症により搬送された方は5万5,852人(総務省調べ)。
今年も5月に入ってから、京都府や群馬県などでもすでに真夏日を観測していますが、レジャーなどお出掛けの際は、熱中症対策が必須となりそうです。
■平年並か高い可能性が高いエリア
⇒北日本
太平洋高気圧の北への張り出しは弱い一方で、南からの暖かい空気に覆われやすい予想です。
特に5~6月は平年よりも気温が高くなる可能性も。
まだ体が暑さに慣れていない時期なので、体調管理には十分にご注意ください。
こんにちは、さーちゃんです。今年の梅雨の時期は各地で“高温多雨”となりそうです。
梅雨は憂鬱だなと感じる方も多いと思いますが、早いうちから梅雨対策を万全にして、乗り越えて行きたいですね。
(2016/5/9 10:00更新)