今日は台風5号の影響で、西日本の太平洋沿岸で、曇って雨の降る所があり、湿った東風の影響で関東と昨日、梅雨明けした東北南部の太平洋沿岸でも雲の多い天気になるでしょう。この他の地方は、昨日、梅雨明けした北陸と東北を含め、晴れか雲の多い晴れの所が多い見込みです。
日中の最高気温は、西日本で厳しい暑さが続き、35℃を超える猛暑日の所が多く、引き続き「熱中症」に十分注意してお過ごし下さい。東・北日本は今頃(平年並)か7月中旬の頃で、真夏の時期としては、しのぎ易い陽気の所が多い見込みです。
予想天気図
動きの遅い非常に強い台風5号の影響で、土用波(高いウネリ)が更に高まり、沖縄・奄美から東北南部の太平洋沿岸に打ち寄せています。海水浴など海のレジャーにお出かけの方は、引き続き高波に十分注意して下さい。
12時の予想波高
奄美~東海沿岸・伊豆諸島は2.5m以上
■各地の天気のポイント
【北日本】(東北・北海道)
昨日は東北南部で平年より8日遅く、北部は5日遅く「梅雨明」けしましたが、福島県浜通りと宮城県では曇りがちになるでしょう。この他の地方は、太平洋側で雲の多い晴れですが、日本海側は晴れる所が多い見込みです。
12時の紫外線予測
日中の最高気温は、今頃の真夏らしい暑さ(札幌26℃、旭川27℃、釧路20℃、盛岡28℃、秋田31℃)の所が多いですが、東北南部や太平洋沿岸は7月中旬~下旬の頃(網走20℃、宮古22℃、仙台25℃、福島・山形29℃)で、真夏としてはしのぎ易い陽気でしょう。日本海側を中心に「紫外線対策」をしてお出かけ下さい。
【東日本】(東海・北陸・関東甲信・島しょ部)
昨日、北陸で平年より9日も遅く「梅雨明け」しましたが、今日も晴れるでしょう。この他の地方は、太平洋沿岸では曇りがちで、全般に雲の多い晴れの所が多い見込みです。ただ、三重県や伊豆諸島南部は雨が降り易いので、傘を持つと安心でしょう。
日中の最高気温は関東で昨日より3℃~5℃も上がりますが、まだ、7月上旬~中旬の頃(東京・横浜28℃、前橋・宇都宮29℃、さいたま・長野30℃)の所が多く、真夏としてはしのぎ易い陽気になる他は、今頃の真夏らしい暑さ(名古屋・甲府33℃、新潟・金沢32℃)になるでしょう。なお、八丈島・父島は29℃で今頃の蒸し暑さが続く見込みです。北陸では「紫外線対策」をしてお出かけ下さい。
【西日本】(九州・中国・四国・近畿)
台風の影響で、太平洋沿岸の大分・宮崎・高知・和歌山県南部などでは曇って、一番外側の雨雲もかかり、南東斜面を中心に朝から雨が降り易く、台風が通過するまで降り続き、今後、大雨になる恐れがあるので十分注意して下さい。これらの地方の方は、雨が降っていなくても傘を持つと安心です。この他の地方は太平洋側で雲の多い晴れですが、日本海側や内陸では晴れて夏空の広がる所が多い見込みです。
9時の降水予測
15時の降水予測
日中の最高気温は、今頃の暑さ(広島34℃、京都・松江・高知33℃、大分32℃、宮崎31℃)の所もありますが、35℃を超える猛暑日(大阪・鹿児島・日田35℃、福岡・熊本・長崎・佐賀36℃、久留米37℃)の所も多く、「暑さと紫外線対策」をして、引き続き「熱中症」に十分注意してお過ごし下さい。
【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
晴れて、夏空が広がるでしょう。ただ、台風5号の接近で、夜は沖縄本島や南大東島では曇って来る見込みです。
12時の紫外線予測
日中の最高気温は、今頃の暑さ(名瀬33℃、石垣島32℃)ですが、この他の地方は厳しい暑さ(那覇34℃、南大東島33℃)が続くでしょう。「紫外線対策」をしっかりしてお出かけ下さい。
■今日のヒトコト
昨日は、北陸と東北地方で平年より5日~9日も遅く「梅雨明け」し、梅雨の統計を取っていない北海道を除き、全ての地方で梅雨明けし、日本列島は本格的な真夏の季節に入りました。しかし、今日は非常に強い台風の接近で、西日本の太平洋沿岸ではすでに雨が降り始めている所があり、東海から関東・東北でも太平洋沿岸では北方のオホーツク海高気圧の影響で雲の多い天気の所が多い見込みです。
トミーです。非常に強い台風5号は明日以降、強い勢力を保って、週末にかけ沖縄本島~九州に接近・通過し、週明け7日には九州に上陸する恐れもあります。台風の動きが遅いため、進路に当たる地方では、長い時間、暴風や大雨・高波・高潮の影響を受ける可能性があり、台風の襲来に備え十分警戒して下さい。「台風5号 沖縄接近へ 週末大荒れ」参照。
3時発表の台風5号の進路予想
昨日は松江からヤマハギ、甲府からサルスベリの開花、高知からツクツクホウシ、松山・津からはヒグラシの初鳴の便りが届いています。