秋を代表する観光といえば、やはり紅葉の観賞でしょう。紅葉の名所は日本各地に存在するため、あまり遠出しなくても楽しむことが可能。週末などを利用して、それらの場所を訪れてはいかがでしょうか。
すでに見頃を迎えている大雪山
紅葉前線はまず北海道に訪れて、次第に南下しながら日本を縦断します。北海道のほぼ中央に位置する火山群、大雪山の各所は、9月18日現在、すでに見頃のピークに突入しました。標高により差はあるものの、10月上旬まで紅葉を観賞することが可能です。
なお、大雪山国立公園内にある層雲峡の落葉樹は、まだ色付いていません。例年どおりであれば、10月上旬には見頃を迎えるでしょう。層雲峡には流星の滝、銀河の滝という日本の滝百選に選ばれている滝もあるので、紅葉以外の見所も豊富。もしも層雲峡を訪れるなら、双瀑台の展望台から、紅葉と共にそれらの滝も観賞するのがオススメです。
東京にもある紅葉の名所
そのほか、紅葉の名所として知られているのは、青森県の八甲田山、栃木県の日光や那須高原、長野県の中央アルプスや上高地、石川県の兼六園、滋賀県のメタセコイア並木、愛媛県の石鎚山など。沖縄県を除くほとんどの都道府県に、紅葉の名所は存在するのです。
もちろん、東京都でも紅葉の観賞は可能。例年、11月中旬を過ぎれば、明治神宮外苑、高尾山、六義園、国営昭和記念公園、小石川後楽園などにある落葉樹は赤く染まります。これら東京都内にある紅葉の名所は、最寄り駅から徒歩圏内のところが多いので、気軽に訪れることができるでしょう。
大雪山(高根ヶ原)の紅葉。
※参考資料
大雪山国立公園 層雲峡ビジネスセンター
層雲峡観光協会
公益社団法人 日本観光振興協会:2015年 全国観るなび 紅葉