【6/12 朝イチ!】九州~関東甲信「梅雨の中休み」

今日は沖縄本島から奄美で梅雨空が戻りますが、その他の地方は晴れか曇りで、北海道も天気は回復する見込みです。九州から関東では日中、強い日差しが照りつけるので、「紫外線対策」をしっかりして下さい。
ただ、日中の最高気温は今頃(平年並)か低い所が多く、北陸や北日本は20℃を下回り、日本海側や北日本では4月頃の気温になる所もありそうです。一方、九州・四国では気温が上がり、30℃以上の真夏日になる所もある見込みです。

予想天気図

各地の天気のポイント

北日本】(東北・北海道)
昨日は東北北部や北海道で雨の降った所がありましたが、今日は北海道では回復して、日中は晴れる所が多いでしょう。ただ、午前中は東部を中心に濃い霧に注意して下さい。一方、東北地方は日中、晴れ間の出る所もありますが、全般に雲の多い天気で、一時的に小雨の降る所がありそうです。お出かけの時、傘を持つと安心でしょう。

15時の降水予測

日中の最高気温は、北海道の東部や内陸で昨日より5℃前後も高くなる所があり、旭川や帯広では20℃前後まで上がりますが、オホーツク海側では10℃前後で、4月頃の肌寒さが続き、暖房が欲しい位でしょう。東北地方は太平洋側を中心に昨日より低くなる所が多く、20℃に届かない所が多い見込みです。4月から5月頃の気温で、少し肌寒く感じられる所が多いでしょう。

東日本】(東海・北陸・関東甲信・島しょ部)
関東は朝晩を中心に雲が多いですが、日中は晴れ間の出る所が多いでしょう。ただ、湿った空気が流れ込む影響で、夕方から夜は、平野部でも局地的ににわか雨の所があるので、急な天気の変化に注意して下さい。東海地方は良く晴れて、強い日差しが照りつけるでしょう。北陸地方は西部で晴れ間が出ますが、富山・新潟県では午前中は雨の降る所がありそうです。伊豆諸島は梅雨前線が南下するため、雨の心配はなく、小笠原諸島でも日中は晴れる見込みです。

日中の最高気温は、昨日と同じか少し下がり、北陸地方では5℃前後も下がる所があるでしょう。関東・東海は平年並の25℃前後の所が多いですが、湿度は下がり、比較的カラっとした陽気になりそうです。一方、北陸は20℃前後で平年を下回り、特に富山・新潟県では4月頃の気温になるので、昼間も上着を来て丁度良い位でしょう。

西日本】(九州・中国・四国・近畿)
九州南部で雲が広がり易いですが、日中は晴れて、日差しも強いでしょう。

12時の紫外線予測

日中の最高気温は、昨日と同じか少し高くなる所が多く、山陰や近畿北部で平年を下回る他は、今頃か高く、25℃以上の「夏日」で、九州では30℃前後の真夏日になる所もるので暑さと紫外線対策」をしてお出かけ下さい。

沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
奄美地方は曇りや雨で、沖縄本島も午後は雨が降り易くなるでしょう。特に、午後は雷を伴い激しく降る時もあるので注意が必要です。一方、宮古島・八重山・大東島地方は梅雨前線の南側で、午前中を中心に晴れる見込みです。予報士コラム「今週は沖縄に梅雨空戻る」参照。

15時の降水予測

日中の最高気温は奄美地方で昨日より下がり、30℃を下回る他は、引き続き今頃か少し高い30℃前後の所が多いでしょう。

今日のヒトコト
昨日は最低気温が325地点で10℃を下回り、特に長野県上田市菅平-0.3℃や木曽町開田高原-0.2℃では氷点下の冷え込み、6日振りに「冬日」を観測しました。また、北陸8か所、長野・北海道檜山で各1か所など10地点では、6月としては最も低い最低気温を記録しました。日中も30℃以上の真夏日は27地点(9日は102地点)に留まり、北海道の20地点で最高気温も10℃を下回りました。今日も九州などの内陸の一部で真夏日になる所がある程度になりそうです。



アルスです。昨日15時に、台風第2号「マールボック」が、南シナ海で発生しました。台風は1月1日を基準に第1号から順に番号が付けられます。また、北西太平洋(南シナ海含む)で発生する台風は、2000年(平成12年)から、台風委員会(日本を含む14か国が加盟)により、加盟国が提案した140個の名前が事前に付けられ、発生順に名前も付きます。「マールボック」はマレーシアが命名したもので「鳥の名前」です。ちなみに日本は「星」の名前で統一しています。
台風第2号は、北よりに進み、今夜は香港の東を北上し、明日の未明には中国の華南に上陸し熱帯低気圧に変わる見込みです。
昨日は神戸からアジサイ、秋田からはカキの開花の便りが届きました。