近畿~北海道では晴れ間も出ますが、昨日までの晴天から全国的に雲が多くなり、沖縄・奄美では梅雨空に戻るでしょう。西日本~東日本の広い範囲で、午後は不安定な天気になり、急な夕立に注意して下さい。お帰りが夕方以降の方は、傘を持つと安心でしょう。
【昨日30日の一番】
日最高気温の最高が5月として、西日本(42か所)を中心に全国60か所で記録を更新しました。島根県津和野で35.1℃を観測し、今年2回目の「猛暑日」(最初は5月21日、群馬県館林で35.3℃)を観測したましたが、全国で30℃以上の「真夏日」が277か所、25℃以上の「夏日」は746か所と、いずれも今年一番多い地点で観測されました。
【今日31日の天気】
9時の予想天気図では、高気圧が東に離れ梅雨前線は沖縄南部に停滞し、北方には低気圧が進み、上空1500m付近にはこの時期としてやや強い-15℃の寒気が南下して来る見込みです。
予想天気図
このため、全国的に雲の多い天気に変わりますが、近畿~北海道では太平洋側を中心に日中はまだ、晴れ間の出る所が多いでしょう。沖縄は雨が降り易くなり、奄美は曇りがちで梅雨空が戻る見込みです。
31日の天気予報
上空にこの時期としてはやや強い寒気が入るため、中国・四国~関東にかけて、午後は大気の状態が不安定になり、特に西日本と東日本の山沿いを中心に夕方以降、急なにわか雨や雷雨の心配があります。これらの地方の方は、お帰りが夕方以降の方は傘を持つと安心でしょう。
21時の降水予測
【今日31日の最高気温】
沖縄・奄美では引き続き今頃の陽気が続きますが、その他の地方は、昨日ほどではありませんが、まだ、初夏~7月並の暑さや蒸し暑さの続く所が多く、九州~岩手県まで内陸を中心に30℃前後まで上がり、湿度も高まるので「熱中症」にも注意が必要です。
31日予想気温(最高/最低)
【今日31日の波高】
4時現在、波浪注意報が発表されている海域はありません。今日は特に強い風の吹く海域はなく、全国的に比較的穏やかな状態が続く見込みです。
15時の予想波高分布
全国的に1.5m以下
トミーです。5月も今日で最後になりますが、5月19日~21日と今回28日~今日にかけ、季節外れの厳しい暑さになるなど、記録的に暑い5月になった模様です。また、全国的に降水量の少ない状態で、記録的な少雨の所が多くなりそうです。
明日から季節は夏になります。6月は梅雨で恵みの雨が期待されますが、気になる気温も、8月を中心に厳しい暑さが予報されています。予報士コラム「【3ヶ月予報】過酷な夏になるかも…夏の暑さに要注意!」参照。
幻の花「シチダンカ」(七段花)
5月30日千葉県で撮影
山アジサイの一種で、シーボルトの「日本植物誌」で紹介されたましたが、その実物を見ることなく1959年、130年振りに神戸の六甲山で発見され「幻の花」といわれています。六甲高山植物園や神戸森林公園などで6月中旬~7月上旬が見頃です。
昨日は仙台からカッコウ、那覇からクロイワニイニイ(蝉)の初鳴、津と福井からはゲンジ・ヘイケ蛍の初見の便りが届いています。