花が咲き、鳥が鳴き、蝶が飛ぶ。春は生物たちが動く季節ですよね。とくに「ホーホケキョ」というウグイスの声は、いかにも!といった春らしさを感じさせてくれるのですが、もうひとつ、忘れてはならない春の鳴き声があるんです。さて、どんな鳥の声でしょう?
正解は「ヒバリ」です。え?ヒバリって春の鳥だったの?と思ったあなた!はい、そうです。ヒバリは春の鳥として万葉集などにもよく登場しています。超有名女性歌手のお名前にもありましたので「ヒバリ」という名前を知らない!という方は少ないと思われますが、どんな姿かたちをしているかについてはなかなかの難題になりそうです。
というのも、ヒバリは有名な鳥とは思えないほど地味な色合い、周囲に溶け込んで目立たないことこの上なく、見つけにくい鳥として名高い(?)から。このような姿になったのはヒバリがあまり隠れる場所のない草原で生活しているという生態によるもので、外敵から身を守るためではないかといわれています。
姿が見られるのは、上空に向かって舞い飛ぶ時。保護色の地面から飛び立つ姿が目撃されるわけですが、声を頼りに空を見上げるとヒバリを見つけることができるかも!特に春は求婚の季節でもあり、オスが自慢の声を披露すべく20分近くさえずるとも言われています。
さて、肝心のヒバリの鳴き声。これがまた表現するのがとっても難しいのですが、敢えて文字にするとこんな感じです。
「フィティフィティフィティ ピージョルピー チョフチョフチョフ ピー チュルチュルチュ…」
「ああ!」と思った方も「むむ?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、気になった方が一人でも増えてくださったら!「ホーホケキョ」は比較的表現しやすいのに反して、これだと確かに鳴き声が共有されることが少なそうですね。
ヒバリはかつて全国どこにでもいる身近な鳥でしたが、田畑の減少によって特に都心で姿を見られることが急激に少なくなり、東京都の一部ではレッドリストに入るほど。そのため保護活動も始まっているようです。
こんにちは。キヨです。
皆さんは「ヒバリ」の声を聞いたことはありますか?私この時期「ヒバリ」のにぎやかな声を聞くと春が来たな~と感じています。耳をすまして春を探して見てはいかがでしょうか。