空を見上げると、まっすぐ伸びた一本の雲。比較的よく目にする「ひこうき雲」についてご紹介したいと思います。
どのようにしてできるの?
ひこうき雲は、割と目にしやすく見つけやすい雲かもしれませんが、実はまだナゾも多い雲です。今のところひこうき雲ができるメカニズムは、下記のように言われています。
上空の冷たい空気の中を飛行機が飛ぶ
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エンジンが周りの空気を吸い込んでとても高温の排気ガスを放出する
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放出された高温の空気が周りの空気によって急激に冷やされる
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ひこうき雲を形成する氷晶が発生する
「雲」は「無数の小さな水滴や氷の結晶の集合体が、地球上の大気中に浮かんで見えているもの」と定義されています。つまり飛行機が飛んだ後にこの現象が起こってあのすーっとした「ひこうき雲」が私たちの目に見えているのですね。
ひこうき雲の寿命をみると、天気がわかる!?
雲は常に動いています。ひこうき雲もできた瞬間から変化を始めます。比較的早く崩れて消えてしまう時は、空気が乾燥しているから。逆になかなか消えない時は水分が多い状態で、雨が降りやすいとも言われています。
今度ひこうき雲を見つけたら、少し注意して見てみてくださいね。
(2017/02/07 13:00更新)
こんにちは、さーちゃんです。今回ご紹介したケース以外にも、飛行機の主翼の後ろに空気の渦ができることで、部分的に気圧と気温が下がって、ひこうき雲が発生することもあると言われています。重要なのは、発生したあと【しばらく残るかどうか】です!きれいなだけでなく観天望気としても役立つひこうき雲、見つけたら動向を追ってみてくださいね。