【昨日18日の状況】
昨日は全国的に気温が少し高めで、平年並か2月下旬~3月上旬の頃で、寒さが和らぎましたが、沖縄県先島諸島は春めいた陽気になり、6日振りに最高気温が25度を超える「夏日」になりました。最も高かったのは、波照間空港の27度でした。一方、日本で最も南の観測地点、南鳥島では最高気温が21度8分(平年より3度2分低い)、最低気温が17度9分(平年より3度低い)で、この冬、最も低い気温を観測しました。この気温は、2015年2月23日(20度4分と16度8分)以来の低い気温で、およそ2年振りでした。小笠原諸島父島でも18日の最低気温11度3分(平年より4度4分低い)は、この冬一番低く、2015年2月11日(10度5分)以来で、最高気温は16日の17度2分(平年より3度4分低い)でしたが、こちらも2015年2月2日(17度1分)以来で、共におよそ2年振りに低い気温になりました。これは日本列島に襲来した寒波が抜けて、遅れて南にまで影響したためです。
【今日19日の天気】
今朝3時の気象衛星ひまわりの雲画像では、北海道付近には低気圧に伴う渦巻き状の雲が見られ、南側の東北の日本海の側には寒気に伴う筋状の雲が発生しています。一方、九州~本州の南岸には前線に伴う雲が広がって来ています。
3時の気象衛星ひまわりの雲画像
北海道付近の低気圧は朝には北海道の南東岸に達し、一方、西日本の太平洋岸沖の前線上には低気圧が発生し、朝には紀伊半島の南の海上に達し、日本付近は気圧の谷の中に入ります。このため、東北北部~北海道は日中いっぱい雪が降り易く、北陸~東北南部の日本海側の雪か雨は朝までには止んで、北陸南部では午後には晴れて来る見込みです。その他の地方は、南岸に発生する低気圧が離れて通過するため、沖縄や西日本の太平洋沿岸で降っている雨も明け方頃には止んで、日中は曇りか晴れ間の出る所が多いでしょう。今朝4時現在、北陸から北海道にかけて大雪や風雪注意報が発表されていますが、昼頃には解除される見込みです。
9時の予想天気図
19日の天気予報
【今日19日の気温】
昨日は寒さが少し和らいだ所が多かったですが、今日も沖縄~西日本と東北では2月下旬~3月上旬の頃、その他の地方は平年並の寒の内らしい寒さの所が多いでしょう。
19日の予想気温(最高/最低)
【今日19日の波高】
北陸~東北の日本海側と青森県・北海道南部には4時現在、波浪注意報が発表中ですが、日中いっぱい続く見込みで、高い波に注意して下さい。
12時の予想波高分布
(北陸・東北・北海道南部:2~3メートル)
なお、現在、気象庁から発表されている「全般気象情報(全国向け)」はありません。
(2017年1月19日 04:00更新)
トミーです。今日は雲が多いですが、大きく崩れるところは少ない見込みです。しかし、明日は早くも次の低気圧が日本海や南岸を進むため、全国的に崩れ、特に近畿~関東の太平洋側でも雪や雨が降る予報です。今後の気象情報に注意して下さい。昨日は大分と長崎からウメの開花の便りが平年より6日~10日早く届きました。また、甲府からはスイセンの開花が52日も早く、松山からはタンポポの開花が33日も早く届きました。
スイセン18日千葉県で撮影