昨日は南岸低気圧と季節外れの寒波の影響で、関東甲信では11月としては、記録的な雪に見舞われ、東京はじめ宇都宮、前橋、水戸、熊谷、橫浜、甲府から「初雪」の便りが届きました。東京、橫浜、甲府では54年振りに早い初雪の観測でした。また、各地で積雪も観測され、こちらは11月としては気象台が設立された頃からの観測記録があるところが多く、東京都心では141年間の観測で初めて積雪0センチ*を観測しました。この他、100年越えの記録は、宇都宮で126年振り、埼玉県熊谷・水戸・長野県飯田では119年振りで、水戸では観測以来初めての積雪でした。茨城県つくばは95年間、千葉は50年間で初めての積雪で、長野県諏訪は71年振り、群馬県草津は27年振りの積雪でした。甲府は過去2番目ですが、66年振りになります。
24日 千葉県
24日 日最深積雪の過去一番
*積雪0センチは、積雪が1センチ以下で、観測所の地面が半分以上、雪に覆われた状態の時。
また、昨日は寒波の影響で、各地で日最低気温や日最高気温の最低も記録が更新された所が、北海道から静岡県の広い範囲で観測されました。日最低気温の記録が更新された所は全国で43か所、日最高気温は64か所ありました。
(2016年11月25日 6時更新)
トミーです。今朝は関東甲信から東北南部を中心に今シーズン一番の冷え込みの所が多く、日中も昨日ほどではありませんが、沖縄と四国・近畿では平年並の涼しさの所が多い他はまだ、気温の低い状態が続き、12月中旬~1月上旬の頃の寒さになるところが多い見込です。関東甲信では昨日の雪が残っているところは、直ぐには融けず、特に午前中はまだ、凍結などによる車のスリップや転倒などに十分注意して下さい。週末にかけては気温が上がる傾向です。