今日は、台風第5号が沖縄の大東島付近を暴風域に巻き込みながら北東に進むでしょう。この方面では、暴風雨や海上では高波に厳重な警戒が必要です。前線が停滞する西日本から東日本にかけては広い範囲で雨となり、太平洋側を中心に明日11日にかけて大雨となるおそれがあります。土砂災害や低地の浸水、河川の増水などに注意・警戒が必要です。一方、北日本では北海道や東北の日本海側で晴れ間が広がりますが、東北の太平洋側では曇りや雨となるでしょう。
6/10（日）09時の予想天気図
日中の気温は沖縄を除き平年を下回る所が多いでしょう。昨日、九州や東日本の太平洋側では最高気温が30℃以上の真夏日となった所が多くなりましたが、今日は25℃前後でいくぶん暑さが和らぐでしょう。一方、北日本は、北海道の内陸部や東北の日本海側の一部をのぞき日中の気温は20℃未満で、空気がひんやりと感じられそうです。
全国の天気と気温
■各地の天気のポイント
【北日本】(東北・北海道)
北海道は、道南では雲が取れにくい一日でしょう。他ははじめ青空が広がりますが、昼前後から薄雲が広がりだす見込みです。東北は太平洋側では低い雲に覆われ、弱い雨が断続する見込みです。日本海側の地方は概ね曇りで日中は日が差す事もありそうです。
各地の天気と気温
日中の気温は、北海道の内陸部や東北の日本海側の一部をのぞき20℃に達しない所が多く、概ね平年を下回るでしょう。お出かけの際は上着があったほうがよさそうです。
【東日本】(関東甲信・東海・北陸・島しょ部)
関東と東海の太平洋側では朝のうちから雨となり、日中にかけて次第に甲信や岐阜など内陸部でも雨が降り出す見込みです。太平洋沿岸や伊豆諸島では日中にかけて雨足が強まり、雷を伴い一時激しく降るおそれがあります。落雷や突風などの激しい現象にご注意ください。一方、北陸では概ね曇りですが夕方から夜にかけて雨となる所があるでしょう。急な雨に備えてお出かけの際は折り畳み傘があると安心です。
降水分布予想 12時
関東では北東の冷たく湿った風が吹き、日中の気温も20～21℃位と4月下旬並みでしょう。一方、北陸や東海では25℃前後まで気温が上がり、日中は少し蒸し暑く感じられそうです。
【西日本】(九州・中国・四国・近畿)
一日を通して雨が断続する所が多いでしょう。山陰でははじめ曇りですが午後から雨の範囲が広がる見込みです。九州南部と四国の太平洋側や紀伊半島周辺では、雷を伴い一時強く降るおそれがあります。急な強い雨や落雷・突風などにご注意ください。
台風進路予想 10日03時発表
日中の気温は、25℃前後の所が多くなりそうです。九州北部の東シナ海側では28℃前後まで上がる予想です。湿度が高く熱中症になりやすい気象状態となりますので、こまめに水分を補給するなど健康管理にはご注意ください。
【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
台風が付近を通過する大東島地方では、大荒れの天気となるでしょう。暴風雨や海上では6ｍを超える高波に厳重な警戒が必要です。奄美は夕方頃にかけ、沖縄本島地方でも昼頃にかけて雨や雷雨となる見込みです。急な強い雨や落雷・突風等に十分注意して下さい。先島諸島では概ね曇りで日の差す時間もありますが、海上はうねりを伴いしけるでしょう。船舶や海のレジャーはご注意ください。
風と波の予想 09時
日中の最高気温は、奄美では28℃、沖縄では30℃前後まで上がりかなり蒸し暑くなるでしょう。
（むらさめ）
