移動性の高気圧が北日本を通過します。北日本では、朝の内は冬型の気圧配置で、雪や吹雪のところがありますが、次第に晴れ間が広がるでしょう。高気圧の南側の東日本から西日本は、午前中は、おおむね晴れますが、午後から雲が広がる見込みです。三重県南部、四国と九州の太平洋側では、高気圧からの東風で、ところにより雨が降るでしょう。九州北部は、大陸から延びてくる前線の影響で雲が広がり、夜はところにより雨が降る見込みです。沖縄・奄美は、北東風と湿った空気の影響で、雨が降るでしょう。関東・東海の南海上、小笠原近海、沖縄・奄美の近海では、うねりを伴い、しけが続きます。高波に注意が必要です。
予想天気図（3月7日9時）
日中の最高気温は、北日本や東日本は、平年より低いところが多く、北日本では-4℃～5℃で、北海道では平年より2℃～5℃ほど低く、東北は平年より4℃～5℃ほど低くなります。関東は8℃～9℃で、平年より4℃ほど低くなる見込みです。北陸は、6℃～10℃で、平年並み、または、平年より2℃ほど低く、近畿・中国・四国は、9℃～14℃で、おおむね平年並みでしょう。九州は、14℃～16℃で、九州北部は平年より1℃前後高く、九州南部は2℃前後低くなります。沖縄・奄美は、19℃～24℃で、おおむね、平年並みの見込です。
きょうの全国の天気と気温
3月7日12時の波と風の予想
■各地の天気のポイント
【北日本】(北海道・東北)
移動性の高気圧が北日本を通過します。北海道では、午前中は寒気の影響で雪が降り、ところにより吹雪となる見込みです。午後からは、冬型が次第に緩んで、道東では晴れ間が広がるでしょう。東北地方では、日本海側は寒気の影響で雲が多いですが、太平洋側は晴れ間が広がる見込みです。北海道では、風雪・着雪・なだれに、注意してください。交通機関は、吹雪や吹き溜まりに気を付けてください。オホーツク海側では、流氷の動きに注意してください。 北日本は、低温が続きます。道路の凍結や水道管の凍結、火の元・火の取り扱いに、気を付けてください。
きょうの北海道の天気と気温
きょうの東北地方の天気と気温
日中の最高気温は、北海道は氷点下の真冬日となり、-4℃～-1℃(札幌-1℃、稚内-4℃、旭川-3℃、網走-2℃、釧路-1℃、帯広/1℃、函館-1℃)で、２月下旬から真冬の寒さとなります。東北地方は、真冬の寒さとなり、0℃～5℃（仙台4℃、青森0℃、盛岡1℃、秋田1℃、山形2℃、福島5℃)で、平年より4℃～5℃ほど低くなります。北日本では、ダウン、帽子、手袋、マフラーなどの防寒対策をしっかりして、お出かけください。
【東日本】(北陸・東海・関東・島しょ部)
北陸は、高気圧に覆われて、晴れ間が出ますが、新潟は寒気の影響で雲が広がり、山沿いでは雪が降る見込みです。関東北部は、高気圧に覆われて、午前中は晴れますが、午後から、雲が広がるでしょう。関東南部は、日中は晴れ間が出ますが、東風の影響で雲が多いでしょう。茨城県も、東風の影響で雲が多く、夜にはところにより雨が降るでしょう。伊豆諸島と小笠原諸島は、湿った空気の影響で雨が続くしょう。東海では、静岡も午前中は晴れますが、午後から雲が広がるでしょう。名古屋・岐阜は雲が多く、三重県南部では、曇りで、東風の影響で雨が降るところがあるでしょう。長野は雲が多く、岐阜県の山沿いでは、なだれに注意してください、また、空気が乾燥し、風が強いところもあります。火の元・火の取り扱いに気を付けてください。関東から東海の南海上と、小笠原近海は、しけが続きうねりを伴います。高波に注意してください。
きょうの関東地方の天気と気温
きょうの北陸地方の天気と気温
日中の最高気温は、北陸では、きのうと同じくらいで、6℃～10℃(新潟6℃、金沢8℃、福井10℃)、長野は9℃で、きのうより4℃ほど高いでしょう。関東は、8℃～9℃（東京9℃、千葉8℃、横浜9℃、前橋8℃）で、きのうより4℃ほど低く、真冬の寒さです。東海は9℃～13℃で（名古屋13℃、静岡11℃、岐阜13℃、甲府12℃)、静岡は1月下旬、岐阜は3月中旬、名古屋と甲府は、平年並みの気温となる見込みです。関東・東海は、北寄りの風がやや強く、外出の際は、ダウン、帽子、手袋、マフラーなどの防寒対策をしてください。
【西日本】(近畿・中国・四国・九州)
中国地方は、気圧の谷の影響で雲が多いでしょう。近畿・四国は、午前中は晴れますが、午後から雲が広がるでしょう。四国の太平洋側では、東風の影響でところにより雨が降るでしょう。近畿北部の山沿いでは、なだれに気を付けてください。九州は、日中は、晴れ間も出ますが、湿った空気の影響で雲が多いでしょう。九州の太平洋側は、東風で夕方頃から雨が降り出すでしょう。九州北部は、大陸から延びてくる前線の影響で、雲が広がり、夜は雨が降り出すところがあるでしょう。朝3時の衛星画像では、関東から九州にかけての太平洋と沖縄周辺海域に、下層の雲が広がっています。また、東シナ海には前線に伴う雲が伸びてきています。西日本の周辺海域では、強風と高波に注意が必要です。瀬戸内海や近畿では、空気が乾燥しているところがあります。火の元・火の取り扱いに気を付けてください。
きょうの四国地方の天気と気温
きょうの九州地方の天気と気温
西日本の雨雲の予想（3月7日12時）
気象衛星の雲画像（3月7日3時）
日中の最高気温は、近畿・中国・四国は、きのうと同じくらいまで上がり、9℃～14℃（大阪11℃、京都12℃、奈良11℃、神戸11℃、松江9℃、広島12℃、高松11℃、高知14℃）で、おおむね平年並みでしょう。九州の最高気温は、13℃～16℃（福岡14℃、長崎16℃、熊本16℃、大分13℃、宮崎13℃、鹿児島15℃）の見込みです。九州北部は、平年より2℃ほど高く、九州南部は、平年より2℃ほど低くなります。
【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
湿った空気や気圧の谷の影響で、全般に雲が多く、奄美は雨が降るでしょう。沖縄本島、宮古島地方、大東島地方は一時雨が降る見込みです。海は、北東の風が強く、うねりを伴ってしけが続いています。沿岸や近海は、十分に注意してください。
きょうの沖縄・奄美の天気と気温
沖縄・奄美の雨雲の予想（3月7日12時）
日中の最高気温は、おおむね平年並みまで上がり、18℃～24℃（奄美18℃、那覇23℃、石垣島24℃、宮古島23℃、南大東島21℃)で、奄美と南大東島は2月中旬、那覇・宮古島・石垣では3月中旬の頃の気温となります。
（ビエント）
