今日は、冬型の気圧配置が続き、寒気を伴った気圧の谷が日本付近を通過するでしょう。このため、北日本は雪の降る所が多いでしょう。東日本と西日本も日本海側を中心に雪や雨となりそうです。特に北陸では大気の状態が不安定となり、大雪や落雷・突風等に警戒が必要です。太平洋側では晴れる所もありますが、午後を中心に雲の広がる所が多いでしょう。
1/13（土）09時の予想天気図
最高気温は、西日本で昨日より高くなる所がある他は昨日と同じくらいで全国的に平年を下回り、厳しい寒さが続きます。お出かけの方は寒さ対策を万全に。
■各地の天気のポイント
【北日本】(東北・北海道)
北海道は全般に雲が広がりやすく、小樽、旭川や稚内など日本海側や北部を中心に雪が降ったり止んだりするでしょう。紋別や網走などオホーツク海側でも午後から夜にかけて雪が降りやすくなる見込みです。東北は、仙台や福島など南部の太平洋側では晴れる所もありますが、全般に雲が広がりやすく、北部と日本海側を中心に断続的に雪が降りそうです。
各地の天気と気温
日中の最高気温は、昨日と同じくらいで平年並みから2℃前後下回る所が多く、厳しい寒さが続くでしょう。北海道では道南の一部をのぞき真冬日となり、旭川・稚内-4℃、帯広・網走-3℃、札幌-2℃、釧路-1℃、函館・室蘭0℃の予想です。東北では、内陸部を中心に気温の上昇が鈍く、盛岡・山形0℃、青森・秋田1℃、仙台・福島は4℃の見込みです。
【東日本】(東海・北陸・関東甲信・島しょ部)
北陸では引き続き雪となり、特に福井県周辺では低気圧や気圧の谷の影響で日中にかけて大雪や落雷・突風等のおそれがあります。天気の急変にお気を付け下さい。新潟県ははじめ下越地方の海岸平野部中心の降雪ですが、午後以降は上・中越地方の山間部でも雪が降り出す見込みです。関東と山梨ははじめ乾燥した冬晴れとなりますが、日中は北部から曇りとなり山間部では雪の降る所もありそうです。長野県も雲が広がりやすく、午後は北部を中心に雪の降る所が多くなるでしょう。東海は太平洋側を中心に晴れる所が多いですが、岐阜は雲が多く雪や雨の降る所が多くなりそうです。
12時の降水予想
日中の最高気温は、北陸や内陸では５℃以下、太平洋側の日差しが出る地域も10℃に達しない所が多く、引き続き平年を下回り厳しい寒さが続くでしょう。関東甲信では、長野4℃、前橋・宇都宮5℃、さいたま6℃、東京・千葉・甲府7℃、横浜8℃の予想です。北陸・東海では、新潟1℃、金沢4℃、岐阜5℃、名古屋6℃、静岡は9℃でしょう。太平洋側は低温に加えて空気が乾きますので、防寒とともに外出後のうがいなどインフルエンザ対策をお忘れなく。
【西日本】(九州・中国・四国・近畿)
曇りの所が多く、近畿地方北部から山陰や九州北部にかけての日本海側を中心に雪や雨が降りやすいでしょう。瀬戸内海側の大阪・神戸ははじめ晴れますが、午後は雲が広がりやすくなる見込みです。一方、太平洋側の宮崎・高知などでは概ね晴れるでしょう。
03時の衛星画像
日中の最高気温は昨日と同じかやや高くなりますが、平年を3℃～5℃下回り、九州や四国の太平洋側でも10℃に届かない真冬の寒さが続くでしょう。近畿・中国では松江・鳥取4℃、広島5℃、京都・大阪・岡山6℃の見込みです。四国・九州は、熊本・松山5℃、福岡・長崎6℃、高松・高知7℃、鹿児島・宮崎8℃の予想です。
【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
大陸の高気圧の張り出しに伴う寒気による影響により曇りで、所により一時雨が降るでしょう。雲の隙間で晴れる時間帯もあり、変わりやすい天気となる見込みです。なお、周辺の海域では波の高い状態が続きますので、船舶や海のレジャーは注意して下さい。
09時風と波の予想
日中の最高気温は、平年より4℃前後低く、日中も肌寒いでしょう。奄美13℃、那覇・宮古島16℃、石垣17℃の予想です。
■今日のヒトコト：北陸周辺では大雪による交通障害に要警戒。
むらさめです。
一昨日11日に新潟県内の平野部で大雪をもたらせた日本海から北陸にのびる気圧の谷（JPCZ）ですが、今日はやや南下して福井・石川県付近にのび、所々で強い雪を降らせています。今日は、このJPCZ上に発生した低気圧が接近、上陸する見込みです。このため、この周辺ではこれから日中にかけて局地的に降雪が強まり、短時間で急激に積雪が増え、鉄道や道路などで交通障害を引き起こすおそれがあります。外出の際は事前に交通情報をチェックして時間に余裕をもって、お出かけください。
（2018/1/13 04:45更新）
