きょうは、北日本の日本海側と北陸は冬型の気圧配置が続きます。北日本の太平洋側から東日本は気圧の傾きがゆるく、また、西日本は次第に移動性高気圧に覆われます。北日本と北陸・山陰の日本海側は冬空となるでしょう。北海道と東北地方の日本海側は雪が降り、北陸は雨が降る見込みです。関東・東海と近畿・四国の太平洋側や瀬戸内海は、広い範囲で冬晴れが広がり、九州は気圧の谷の影響で、天気は次第に下り坂となり雨が降る見込みです。沖縄・奄美は高気圧に覆われて、雲の間から陽が射すでしょう。
予想天気図(12月30日9時)
日中の最高気温は、北日本は12月上旬から1月下旬の頃、東日本は1月上旬から1月下旬の頃、西日本は12月中旬から1月中旬の頃、沖縄・奄美は今頃の気温です。北海道は-4℃~3℃、東北は2℃~5℃、北陸は4℃~7℃、関東・東海は9℃から11℃、近畿・中国・四国は9℃~13℃、九州は11℃~15℃、沖縄・奄美は18℃~23℃です。
きょうの全国の天気と気温
■各地の天気のポイント
【北日本】(東北・北海道)
きょうの日中は、冬型の中で気圧の谷が北海道を通過します。日本海側は昼ごろまで雪が降り、吹雪くところがあるでしょう。オホーツク海側は昼過ぎから雪が降り、吹雪くところがあり、道東は晴れ間が広がる見込みです。東北地方は、日本海側では昼頃まで雪が降りますが、夕方頃には雪は次第に止むでしょう。東北南部の太平洋側は晴れ間が広がる見込みです。北海道では、風雪・なだれ・吹雪・道路の凍結に注意が必要です。海はオホーツク海側や道東の沿岸ではうねりを伴い高波に注意が必要です。東北の日本海側は波が高く、今回の積雪による雪崩・大雪・風雪にも注意が必要です。太平洋側は空気の乾燥により、火の元・火の取り扱いにご注意ください。
きょうの北海道の天気と気温
きょうの東北地方の天気と気温
北日本の雨雲や雪雲の予想(12月30日12時)
日中の最高気温は、北海道では内陸部は真冬日が続き-4℃~3℃(札幌1℃、稚内3℃、旭川-4℃、網走2℃、釧路2℃、帯広1℃、函館3℃)で、12月上旬から12月下旬の頃となる見込みです。東北地方は、きのうと同じ位のところが多く1℃~5℃(仙台4℃、青森2℃、盛岡2℃、秋田3℃、山形1℃、福島5℃)で、1月上旬から一番寒い頃の気温となります。ダウン・帽子・手袋・マフラーなどの真冬の寒さ対策が必要です。
【東日本】(北陸・東海・関東・島しょ部)
北陸は、寒気の影響で波が高く、雨が降り、ところにより雷を伴うでしょう。お出かけの際は、傘があると安心です。関東・東海や伊豆諸島は晴れるでしょう。関東北部の山沿いでは、雪が降る見込みです。小笠原諸島は寒気の影響で雲が多いでしょう。北陸と岐阜県北部は、今回の積雪による雪崩にも注意してください。また、北陸は大雪・落雷・突風・高波に注意が必要です。関東・東海の近海は波が高く、空気が乾燥しています。火の元・火の取り扱いにご注意ください。
きょうの北陸地方の天気と気温
東日本の雨雲や雪雲の予想(12月30日12時)
12月30日9時の風と波の予想
日中の最高気温は、北陸では4℃~7度(新潟5℃、長野4℃、金沢9℃)、関東は9℃~11℃(東京11℃、横浜11℃、前橋9℃)、東海は9℃~11℃(名古屋9℃、静岡11℃、岐阜9℃)で、12月下旬から1月下旬の頃の気温です。
【西日本】(近畿・中国・四国・九州)
山陰や京都は寒気の影響で雲が多く、近畿から瀬戸内海・四国は高気圧に覆われて、日中は晴れるでしょう。九州は高気圧に覆われて晴れますが、天気は下り坂となり、次第に雨が降る見込みです。お出かけの際は、折り畳み傘があると安心です。西日本は、太平洋側を中心に空気が乾燥しています。火の元・火の取り扱いにご注意ください。
きょうの九州の天気と気温
西日本の雨雲や雪雲の予想(12月30日15時)
日中の最高気温は、近畿・中国・四国では9℃~13℃(大阪10℃、京都9℃、松江9℃、広島11℃、高松10℃、高知13℃)で1月上旬から1月中旬の頃の気温となる見込みです。九州はきのうより1℃~2℃ほど高く12℃~14℃(福岡12℃、長崎12℃、熊本13℃、鹿児島14℃)で12月中旬から12月下旬の頃の気温となる見込みです。
【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
沖縄は高気圧に覆われて、雲の間から陽が射すでしょう。日中の最高気温は、きのうと同じくらいまで上がり、平年並みの気温が続くでしょう(奄美18℃、那覇20℃、石垣島23℃、南大東島21℃)。
きょうの沖縄・奄美の天気と気温
■今日のヒトコト:
きょうの日本付近は、日本海側は冬空が続きます。太平洋側は冬晴れとなり風も弱く、おだやかな年の瀬でしょう。帰省や買い物日和となりそうです。外出の際は暖かくしてお出かけください。けさの雲画像では、北部日本海や東北・北陸の日本海側では季節風に伴う雲域がありますが、雲の発生する位置が大陸から離れてきました。また、中国東北区から黄海にかけて、気圧の谷に伴う雲域が広がってきています。関東・東海から近畿・四国・九州の太平洋側では晴天域があります。これら雲域と晴天域がきょうの天気の主役です。
気象衛星の雲画像(12月30日3時)
ビエントです。きのうは福井からスイセンの開花の便りが届きました。年末は寒さが続きましたが、いよいよ年の瀬です。先日、都内の公園で二期咲きヤマボウシを見つけました。花は、紅葉に囲まれた4枚の白い葉の中心に集まっています。
東京都(12月26日)
(2017/12/30 04:30更新)