【12/17 朝イチ!】北日本と本州の日本海側で風雪が強まるおそれ

今日は真冬の寒気が流れ込み、日本付近は冬型の気圧配置が強まるでしょう。日本海側を中心に雪となり、ふぶくおそれがあります。北日本では上空の寒気を伴った気圧の谷の影響で、太平洋側でも雪や雨が降る所がありそうです。大雪やふぶきによる道路の通行規制、交通機関のダイヤ乱れの可能性がありますので、お出かけの方は交通情報をチェックするようにしてください。

12/17(日)09時の予想天気図

東日本から西日本の太平洋側でも午後を中心に雲が広がりやすく、日中の最高気温は10℃以下の所が多く、平年を大幅に下回る見込みです。

全国の天気と気温

各地の天気のポイント

 北日本(東北・北海道)

北海道は、日本海側とオホーツク海側を中心に雪となるでしょう。帯広や釧路など道東でも寒気の影響で雲が広がりやすくなりそうです。東北も、日本海側を中心に雪となり、太平洋側でも時々雪や雨となる所があるでしょう。

今日の天気と気温

日中の最高気温は、北海道では各地とも真冬日となり、札幌-2℃、内陸の旭川・北見では-4℃と凍てつくような寒さとなるでしょう。東北でも厳しい寒さとなり、青森-1℃、秋田・盛岡で1℃、仙台では4℃と平年を4℃ほど下回る見込みです。

東日本(東海・北陸・関東甲信・島しょ部)

日本海上は寒気の吹き出しに伴う筋状の雲に覆われており、気圧の谷(JPCZ)が北陸地方沿岸にのび大気の状態が不安定となっています。北陸では雪となり、局地的に雷や突風を伴い強く降るおそれがあります。天気の急変にご注意ください。また海上はしけるため船舶等は高波に警戒が必要です。北関東の山沿いや長野県、岐阜・愛知でも雲が広がりやすく、南部でも一時雨や雪が降る可能性があります。関東南部や山梨、静岡では概ね晴れますが、午後から雲が広がる所があるでしょう。

03時の衛星画像

日中の最高気温は、北陸や長野・岐阜県飛騨地方では5℃以下の所が多く、高山2℃、福井・長野3℃、新潟・金沢で5℃の予想です。関東や山梨、東海地方の太平洋側でも10℃を下回る所が多いでしょう。名古屋7℃、甲府9℃、東京・横浜・千葉10℃、静岡は11℃の見込みです。

西日本(九州・中国・四国・近畿)

西日本も、日本海側を中心に雪や雨が降るでしょう。東シナ海側や瀬戸内海沿岸も雲が広がりやすく、一時雨や雪の降る可能性があります。折り畳みの傘があれば安心でしょう。高知や宮崎など太平洋側の地方では晴れ間が広がりそうです。

12時の降水予想

日中の最高気温は、近畿地方北部と中国~九州北部など日本海側では5℃前後で、山口4℃、松江5℃、鳥取・広島・福岡・熊本6℃と平年より5℃前後低く、厳しい寒さとなりそうです。太平洋側でも10℃まで上がらない所が多く、京都7℃、高松・高知8℃、大阪・鹿児島で9℃の予想です。

【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)

北からの高気圧の張り出しによる寒気や湿った空気の影響で雲が広がりやすく、時々雨が降るでしょう。また、南西諸島近海では北寄りの風が強く、先島諸島周辺では大しけとなる見込みです。海のレジャーや船舶等は高波に警戒してください。

09時の風と波の予想

日中の最高気温は、奄美で15℃、沖縄地方では17℃~20℃の予想です。


今日のヒトコト:今日は寒さのピーク

むらさめです。

今日の日本列島は、上空に強い寒気を伴った気圧の谷の通過で、全国的に厳しい冷え込みとなるでしょう。日本最北端の地・稚内の昨夜21時の500hPa面(上空5100m付近)の気温を見ると、-40.1℃と平年(-35.2℃)を約5℃下回っています。大雪の目安である500hPaの気温-36℃が当たり前というこの時期の稚内。北海道はほぼ全域で最高気温が0℃未満の真冬日となりそうです。太平洋側で日射しがある地方でも気温は10℃以下の所が多く、季節風や空気の乾燥のため気温以上に寒く感じられそうです。防寒対策は万全にしてお出かけください。