移動性高気圧が西日本を通過しますが、オホーツク海北部に発達した低気圧が残るため北日本はやや強い冬型が続くでしょう。
予想天気図
北日本は冬型で北陸は雨、東北から北の日本海側では雪の降り易い天気が続くでしょう。一方、沖縄・奄美は曇りがちですが、西日本と東海・関東甲信、東北の太平洋側や北海道東部では晴れる所が多い見込です。
12時の降水予測
日中の最高気温は、沖縄・奄美で平年並か少し高い21℃～26℃、関東で平年並の13℃～15℃になる他は、平年より低い所が多く、特に北日本は3℃～7℃も低く、北海道では真冬日になる所があり、東北も3℃～8℃でこの時期としては厳しい寒さになるでしょう。西日本から東海・北陸も平年より低い8℃～16℃で師走並の寒さの所が多い見込みです。
■各地の天気のポイント
【北日本】(東北・北海道)
東北の上空5,400m付近には-30℃以下の強い寒気が南下しています。このため、やや強い冬型で日本海側では雪が降り易く、特に昼頃までは平野部でも大雪に注意して下さい。一方、東北の太平洋側は雲の多い晴れの所が多く、北海道の東部の平野部では晴れる所が多いでしょう。
12時の予想天気分布
日中の最高気温は、平年より3℃～7℃も低く12月末～真冬並の厳しい寒さになるので暖かくしてお過ごし下さい。北海道は(稚内ｰ4℃、旭川ｰ2℃、札幌ｰ1℃、網走・函館0℃、釧路3℃)で真冬日になる所があるでしょう。東北は(青森・盛岡3℃、秋田4℃、仙台7℃)で12月下旬～1月初めの頃の寒さになる見込です。
【西日本・東日本】(九州から関東甲信）
北陸は冬型で昼頃まで雨で内陸や山沿いではミゾレや雪が混じりシグレて、特に新潟県の山沿いや、岐阜県飛騨地方・長野県北部・群馬県や栃木県の山沿いでは朝まで雪が降るので注意して下さい。午後は雨や雪が次第に止んで来る所が多いでしょう。一方、山陰から近畿北部は昼頃まで雲が多く、朝方まで一部で小雨の残る所がありますが午後は晴れて来る見込です。この他の九州や太平洋側では朝から晴れる所が多い見込です。
12時の予想天気分布
日中の最高気温は、関東で平年並(前橋13℃、さいたま・甲府14℃、東京・橫浜15℃)の肌寒さになる他は、平年より2℃～4℃低い師走並の肌寒さになる所が多いでしょう。東海・北陸は(新潟・長野8℃、金沢9℃、名古屋12℃)、西日本は(大阪・京都・広島・松江12℃、高知・熊本14℃、福岡15℃、鹿児島16℃)になる見込です。暖かい服装でお出かけ下さい。
【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
高気圧の南の縁で全般に雲の多い天気ですが、沖縄本島では日中晴れ間も出るでしょう。奄美は夜、先島諸島では朝晩雨の降る所があるので注意して下さい。
12時の予想天気分布
日中の最高気温は、平年並か少し高くこの時期らしい涼しさ(名瀬21℃、那覇22℃、南大東島・宮古島24℃・石垣島26℃)になるでしょう。
【今日のヒトコト】
11月最後の週末ですが、北陸から北の日本海側では雨や雪で、特に東北から北海道では昼頃まで大雪に注意して下さい。4時の気象衛星の雲画像では日本海には筋状の雲が広がり、まだ強い寒気が残っていることが分かります。
4時の気象衛星ひまわり雲画像
昨日は青森市酸ヶ湯の積雪が91cmに達し、この秋初めて90cmを超えました。50cm以上の地点も23日は酸ヶ湯の1か所でしたが最多の6か所に増えました。また、昨日は日最高気温の最高が父島の24.9℃で、この秋初めて全国で25℃を下回り夏日の地点がありませんでした。
トミーです。11月最後の週末ですが、西日本と東海・関東の太平洋側では日中は穏やかに晴れて行楽・もみじ狩り日和になる所が多いでしょう。しかし、あす日曜日は関東や東北の太平洋側で晴れ間が残る他は、あいにく下り坂で沖縄から九州南部は雨が降り易く、東北から北のや日本海側や北海道は曇りや雨か雪の所が多い他は曇りがちになる見込です。お洗濯やもみじ狩りなどお出かけも今日の方が良いでしょう。
昨日は名瀬で平年より28日も早くイチョウの落葉、奈良からは9日早くイロハカエデの落葉の便りがありました。一方、松江・宮崎からイチョウの黄葉、岐阜・富山・大阪・宮崎からイロハカエデの紅葉、富山からは平年より97日も早くツバキの開花の便りが届いています。また、福井からは平年より8日早く初雪の便りがあり、北陸では全ての観測地点で初雪を観測しました。
