今日は、奄美と九州から東海では西から延びてくる秋雨前線の影響で、曇りや雨の降る所が多く、特に九州と四国南部では午前中を中心に雷を伴った激しい雨の降る所があるので注意して下さい。一方、関東から北海道では高気圧に覆われるため、秋晴れや雲の多い晴れ間の所が多い見込みです。最高気温は沖縄・奄美で、真夏の頃の厳しい残暑が続き、九州と関東から北海道では今頃の陽気に戻る所が多いでしょう。一方、四国から近畿は9月下旬から10月中旬頃の過ごし易い陽気が続く見込みです。
予想天気図
■各地の天気のポイント
【北日本】(東北・北海道)
東北の東海上に中心を持つ高気圧に覆われるため、秋晴れの広がる所が多いでしょう。ただ、福島県では海から湿った空気が流れ込むため、曇り空が続く見込みです。
12時の紫外線予測
日中の最高気温は、今頃か今頃より高くなる所が多く、(福島・秋田28℃、盛岡・帯広・北見27℃、仙台・札幌・旭川25℃)25℃を超える地域では日中は汗ばむ位の陽気になるでしょう。ただ、朝晩は気温が下がり、肌寒く、朝晩と日中の気温の差が大きいので、お出かけの際には服装に注意して下さい。
【東日本】(東海・北陸・関東甲信・島しょ部)
北陸では高気圧に覆われるため、秋晴れが広がるでしょう。その他の地方は湿った空気が流れ込むため、雲は多めですが、日中は晴れ間の見られる所が多い見込みです。ただ、東海では下り坂に向かい、夕方以降は次第に雨が降り出すので、お出かけの際には折り畳みの傘をお持ち下さい。
12時の紫外線予測
18時降水予測
日中の最高気温は、東海の一部(静岡県を除く)で今頃より低い所もありますが、(名古屋・岐阜29℃、津27℃)その他の地方は昨日より高くなる所が多く、(甲府31℃、金沢・浜松30℃、東京・富山・前橋29℃)今日は残暑のぶり返す所が多いので、「暑さ対策」をしてお出かけ下さい。ただ、甲信や北陸では湿度は低いので、カラッとした暑さになりそうです。
【西日本】(九州・中国・四国・近畿)
西から秋雨前線が延びてくるため、九州・中国・四国西部では朝から、四国東部はお昼前後から、近畿も夕方頃には雨が降り出し、特に九州と四国南部では午前中を中心に激しい雨の降る所があるので注意して下さい。
09時の降水予測
15時の降水予測
日中の最高気温は、九州で今頃の残暑(鹿児島・熊本31℃、宮崎・長崎30℃、福岡29℃)が続くので、「暑さ対策」をしてお出かけ下さい。一方、中国・四国・近畿は9月下旬~10月中旬頃(高知・潮岬27℃、下関・松山・和歌山26℃、広島・室戸岬25℃)の陽気が続き、過ごし易いですが、湿度は高いので、動くと蒸し暑く感じそうです。
【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
奄美では曇り空が続きますが、お天気の崩れはないでしょう。一方、その他の地方は、今日も安定して晴れる見込みです。
12時の紫外線予測
日中の最高気温は33℃前後まで上がり、(石垣島・那覇・南大東島33℃、名瀬32℃)今日も厳しい残暑が続くので、「暑さと紫外線対策」をしてお出かけ下さい。
■今日のヒトコト
台風15号は3日の夜に北海道の東海上で温帯低気圧に変わり、台風16号も昨日朝に中国南部で弱い熱帯低気圧に変わりました。ただ、昨日の朝にはフィリピンの東海上で新たに熱帯低気圧が発生し、台風に発達する見込みです。今後は北西よりに進み、少し北上してくる見込みなので、今後の動きには注意が必要です。
ケイです。昨日は奄美大島の「奄美市」と奄美大島の東にある「喜界島」で「50年に1度の記録的な大雨」が降りました。特に「喜界島」では湿った空気の流れ込みが非常に強まったため、午後2時までの1時間に120mmの猛烈な雨を観測し、午後4時20分までの1時間に再び120mmの猛烈な雨が降りました。また、午後4時20分までの3時間降水量が264.0mmに達し、気象庁が統計を取り始めた1978年以降で、1位を記録しました。この記録的な大雨で、日降水量も454.5mmの大雨になり、(こちらも観測開始以来の1位)9月の平年の降水量が171.1mmですから、1か月の降水量の約2.7倍の雨が1日(実際には4日12時~24時までの12時間での降水量)で降ったことになります。今日は、大雨の峠は越えますが、少しの雨でも大きな災害の起こる恐れがあるので十分に警戒して下さい。
昨日は盛岡からススキの開花の便りが届いています。