今日も沖縄・奄美と新潟県・東北から北海道で曇りや雨か雷雨の所が多いでしょう。その他の地方は晴れますが、関東では午後、不安定になり夕立の心配があるので注意して下さい。日中の気温も九州と東海・関東甲信で7月並の暑さになる所が多く「暑さと紫外線対策」をし、「熱中症」にも注意して下さい。
9時の予想天気図
■各地の天気のポイント
【北日本】(東北・北海道)
昨日に引き続き、寒気を伴った低気圧の影響で大気の状態が不安定です。東北から北海道南部はにわか雨や雷雨が降り易いので、雨が降っていなくても、傘を持ってお出かけ下さい。北海道は曇りがちですが、北部や東部では午後晴れ間も出る見込みです。
12時の降水予測
日中の最高気温は、北海道で昨日より気温が上がり肌寒さが解消(札幌20℃、旭川21℃)しますが、まだ6月初めの頃の陽気でしょう。東北は南部で今頃の陽気(仙台23℃、秋田26℃)ですが、その他はまだ5月下旬の頃の少し肌寒い(秋田・青森20℃)気温になる見込みです。
【東日本】(東海・北陸・関東甲信・島しょ部)
東海~関東甲信・伊豆諸島は昨日に引き続き「梅雨の中休み」で晴れて、日差しも強まるので「紫外線対策」をしてお出かけ下さい。ただ、関東は北部を中心に午後は大気が不安定になるため夕立の心配があります。念のため折り畳みの傘を持つと安心です。北陸は新潟県で朝まで雨か雷雨が降りますが、その他は回復し晴れて来る見込みです。小笠原諸島でも朝までは雨か雷雨が降りそうです。
18時の降水予測
日中の最高気温は、北陸で昨日より下がり5月並で、少し肌寒く(新潟20℃、金沢21℃)なりますが、東海と関東甲信は昨日より高く、7月並の暑さ(名古屋・東京30℃、甲府31℃)になるので「暑さ対策」をし、「熱中症」にも注意して下さい。
【西日本】(九州・中国・四国・近畿)
山陰で昼前まで雲が多い他は「梅雨の中休み」で、今日も晴れる所が多く、日差しも強く「紫外線対策」をしてお出かけ下さい。
12時の紫外線予測
日中の最高気温は、九州で昨日と同じで7月並の暑さが続き、特に大分県日田で32℃、佐賀で31℃、熊本30℃まで上がり「暑さ対策」をし、「熱中症」にも注意して下さい。中国・四国・近畿では昨日より下がる所が多く、5月並から今頃(福岡・広島・高知28℃、大阪29℃)で、暑さが少し収まる所が多いでしょう。
【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
梅雨前線が南海上に停滞するため、今日も梅雨空ですが、奄美では曇りがちでしょう。沖縄は南部の先島諸島で午前中、曇りがちですが、全般に雨が降り易く、本島地方ではこの3日間で300mmを超えた所(名護429mm、与論島366mmなど)があり、「大雨注意報」が発表中で、引き続き土砂災害などに注意が必要です。
15時の降水予測
日中の最高気温は、八重山で今頃の蒸し暑さ(石垣島30℃)が続きますが、本島や大東島は4月下旬頃(那覇・南大東島25℃)で、この時期としてはしのぎ易い陽気になる見込みです。奄美は6月初めの頃の蒸し暑さ(名瀬27℃)でしょう。
■今日のヒトコト
昨日も西日本を中心に気温が上がり、30℃を超える「真夏日」の地点は56か所あり、中でも大分県大野市犬飼で32.1℃、日田で31.8℃まで上がり、日田では2日連続で真夏日になり、今日は東海・関東甲信でも気温が上がるので「熱中症」に注意して下さい。ただ、週末から来週は気温が下がり、暑さは和らぐ見込みです。予報士コラム「週末も西・東日本は夏空続く」参照。
ケイです。昨日、気象庁から「1か月予報」が発表されました。これによると、北日本と東日本の日本海側は平年に比べ曇りや雨の日が少ない他は、曇りや雨の日が多くなる予報で、やっと梅雨空になる予報です。ただ、北陸や東北の「梅雨入り」は大幅に遅れ、2週目(6月24日)以降になりそうです。一方、沖縄・奄美は期間の後半(7月1日から)は晴れて、遅い「梅雨明け」(平年は沖縄6月23日頃・奄美は6月29日頃)になる見込みです。
昨日は大阪からヤマハギの開花、富山からゲンジ・ヘイケ蛍の初見の便りが届いています。