【6/8 朝イチ!】北陸・東北も早めの「梅雨入り」?

東海・北陸~北海道では、雨の降り易い天気になり、昨日に続いて、北陸や東北でも平年より早めに「梅雨入り」する可能性があります。一方、沖縄~西日本は「梅雨の中休み」で、日中は晴れる所が多い見込みです。
日中の最高気温は、全国的に今頃の陽気の所が多く、沖縄や西日本では晴れると汗ばむ位の陽気になるでしょう。

予想天気図

各地の天気のポイント

北日本】(東北・北海道)
日本海北部に進んで来る低気圧と本州の南岸の梅雨前線の影響で、雨の降り易い所が多いでしょう。出かける時、雨が降っていなくても傘を持ってお出かけ下さい。このため、梅雨の統計を取っていない北海道を除き、東北地方でも早めに「梅雨入り」する可能性があります。梅雨入りの平年日は、南部で12日頃、北部で14日頃です。

15時の降水予測

日中の最高気温は、東北の太平洋側と網走など一部で7月上旬の頃の蒸し暑さ(仙台24℃、網走20℃)の所がある他は、今頃~少し低めの18℃~21℃の過ごし易い陽気(秋田20℃、札幌・旭川21℃)の所が多いでしょう。

東日本】(東海・北陸・関東甲信・島しょ部)
昨日「梅雨入り」した、東海は午後には雨が止んで来ますが、北陸や関東甲信・伊豆諸島では止み間もありますが、雨が降り易い「梅雨空」が続くでしょう。このため、北陸でも平年(12日頃)より早めですが、「梅雨入り」する可能性があります。東海地方の方は、雨が止んでいれば、傘はいらないでしょう。小笠原諸島は昨日に続いて、晴れる見込みです。

15時の降水予測

日中の最高気温は昨日と同じ位で、5月中旬~今頃の22℃~25℃(名古屋・新潟24℃、東京都心23℃)で、この時期としては過ごし易い陽気が続き、長袖やジャケットを着て丁度良い位でしょう。

西日本】(九州・中国・四国・近畿)
6日に九州(山口県含む)、昨日は四国(平年より2日遅く)と中国や近畿(平年並)地方でも「梅雨入り」し、梅雨の季節に入りましたが、山陰~近畿北部で曇りがちの他は、早くも「梅雨の中休み」で、日中、晴れる所が多いでしょう。
日中の最高気温は、宮崎・高知県で6月末~7月上旬の汗ばむ陽気(宮崎・高知29℃)になる他は、今頃(平年並)か少し低めの23℃~27℃位で、しのぎ易い陽気(福岡・大阪26℃、広島25℃)の所が多いでしょう。長袖で丁度良い位でしょう。

沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
梅雨前線の南下で、朝方まで雨の降る所がありますが、先島諸島と奄美諸島は曇りがちで、沖縄本島と大東島は「梅雨の中休み」が続き、日中は晴れるでしょう。
日中の最高気温は、今頃の28℃~30℃(那覇29℃、名瀬28℃)の所が多く、晴れると汗ばむ陽気になる見込みです。

今日のヒトコト
今日は九州~関東甲信に続いて、残る北陸や東北でも「梅雨入り」の可能性があります。しかし、明日9日~10日に晴れる所が多いため、平年並に近づく、次の雨(11日頃)まで先送りする可能性もあります。
昨日は日降水量が長崎県福江で121.5mmを観測し、50mm以上も西日本を中心に72か所で観測され、5月13日(128地点)以来、50か所を超えて久し振りにまとまった雨が降りました。



昨日は西日本~関東甲信地方まで一斉に梅雨入りし、梅雨の季節になりましたが、梅雨といえばアジサイ(紫陽花)です。昨日は梅雨入りに合わせるように、高松・大阪・横浜・東京からアジサイの開花の便りが届いています。

ホンアジサイ(西洋アジサイ)

アジサイは50種類以上ありますが、花は大きく分けて「ガク(額)アジサイ」と「ホンアジサイ(ハイドランジア)」の2つのタイプがあります。
ガクアジサイは、日本アジサイといわれ、花が平べったく、周りに花びらのある大き目の花がちらほら1重ぐらい取り巻いていて真中に円形にぶつぶつした小さな花が集まって咲きます。一方、ホンアジサイは西洋アジサイともいわれ、花が「手まり」のように集まったアジサイです。これは日本固有のガクアジサイからヨーロッパで品種改良されて生まれたもので、花色は青、桃、白などあり、今はこちらの方が普通のアジサイになってしまっています。根を張る土が酸性だと青が濃くなり、アルカリ性だと赤が濃くなります。
花言葉は沢山あり、色が七変化することから「移り気」「浮気」などがありますが、「強い愛情」「元気な女性」もあり、日本では「仲良し」「友情」「団結」などが一般的に使われています。近年「父の日」のプレゼントに贈る方も多いそうです。