今日は沖縄県と奄美諸島で「梅雨入り」する可能性があります。西日本は回復に向かいますが、東海~東北では、夕方か夜まで雨が降り易いでしょう。日中の気温は東海~北海道では昨日より下がり、平年並(今頃)か4月頃の陽気になる所が多い見込みです。
【昨日12日の一番】
昨日は九州を中心に大雨が降り、九州と高知県では今年初めて「土砂災害警戒情報」が発表されました。鹿児島県川内市中甑では1時間降水量の日最大値が107.5mmを観測し、1976年の観測開始以来、最多を記録しました。この他、5月として、1時間降水量の日最大値が九州を中心に10か所で、24時間降水量は鹿児島県の4か所で、日降水量も中甑で326.5mm等、九州の10か所で、最も多い記録を更新しました。この他、日降水量が100mm以上の地点が45か所、50mm以上が104か所で、今年に入って一番多い地点で観測されました。
【今日13日の天気】
9時の予想天気図では、前線を伴った低気圧が近畿付近に達し、今夜には関東南部を通過する見込みです。また、やや活発な寒冷前線が東シナ海を南下し、南西諸島に接近するでしょう。
予想天気図
このため、西日本では回復に向かい、九州では明け方までに、中国・四国は昼前に、近畿では昼頃には雨が止んで来るでしょう。一方、東海・北陸・関東甲信~東北南部と北部の大平洋側では夕方か夜まで雨が降り易い見込みです。北海道は南部と東部で曇る他は、晴れる所が多いでしょう。
13日の天気予報
近畿は朝まで、日中から夕方は、東海~関東の太平洋側を中心に、雷を伴い激しく降る所があり、この時期としては100mmを超える大雨になる地方もあるので注意して下さい。
15時の降水予測
【今日13日の最高気温】
九州~中国・四国では引き続き気温が高く、5月下旬~6月中旬の頃で蒸し暑い位の陽気でしょう。一方、この他の地方は、平年並(今頃)か平年より低い4月頃の陽気になる見込みです。特に昨日、7月頃の暑さになった関東(東京都心28.3℃は今年一番高い)では一転、10℃近くも下がり、20℃以下の少し肌寒い位の陽気になる所が多くなる見込みです。寒暖の変動が大きいので体調など健康の管理に注意して下さい。
13日の予想気温(最高/最低)
4時現在、山梨(富士五胡)・新潟(魚沼・妙高)・岩手県内陸・青森県(津軽・上北)と北海道の雪の多い地方には引き続きナダレ注意報が発表されています。
【今日13日の波高】
4時現在、九州~東海の太平洋沿岸に波浪注意報が発表されています。九州は朝までに注意報が解除されますが、四国~東海では夕方頃まで、関東~東北南部の沿岸では、昼前~夜にかけ波が高まるので注意して下さい。
15時の予想波高分布
四国~関東沿岸は2m以上
トミーです。昨日は九州を中心に大雨が降りましたが、今日は東日本と東北で雨が降り、大雨になる地方もあるので注意が必要です。また、沖縄・奄美で「梅雨入り」の公算が強いですが、九州南部の梅雨入りは5月末の頃、この他の地方は6月に入ってからで、沖縄・奄美との差は20日~1か月もあり、日本列島が梅雨の季節になるのはまだしばらく先になります。
昨日は盛岡からヤマツツジ、帯広からスイセンの開花、徳島からはシオカラトンボの初見の便りが届いています。