昨日は上空の寒気の影響で、東日本を中心に不安定な天気になり、急なにわか雨や雷雨が降りました。この寒気はすでに東海上に抜け、今日は全国的に安定した五月晴れになり、日中は清々しい陽気になる所が多いでしょう。
【昨日の一番】
5月最初の日で、春も終盤に入りました。全国で最も低い日最低気温は岩手県盛岡市藪川の-1.8℃で、今年に入り一番高く、氷点下の「冬日」を観測した地点もわずか4か所で、今年一番少ない観測でした。また、北海道日高地方静内と釧路地方白糠では日最深積雪1cmを観測し、5月としては観測開始以来最も多いタイ記録でした。一方、青森市酸ヶ湯の日最深積雪は194cmで、2m以下に減っています。
【今日2日の天気】
9時の予想天気図では、前線を伴った低気圧は東海上に離れ、日本付近は日本海南部に中心を持つ勢力の強い高気圧に緩やかに覆われるでしょう。
9時の予想天気図
このため、沖縄県先島諸島で曇りがちで、沖縄本島~九州南部では午後から曇って来る他は、風も弱く穏やかに晴れる所が多いでしょう。
2日の天気予報
【今日2日の最高気温】
北陸と東北の日本海側で平年(今頃)より少し低い4月中旬~下旬の頃の陽気で、九州で平年より高い他は、今頃の清々しい陽気になる所が多いでしょう。
2日の予想気温(最高/最低)
清々しい陽気の所が多い
なお3時現在、新潟・群馬北部と東北~北海道の雪の多い地方にはナダレ注意報が発表されています。山にお出かけの方は引き続き注意して下さい。
【今日2日の波高】
3時現在、神奈川県三浦と千葉県夷隅・安房に波浪注意報が発表されていますが、朝までに解除される見込です。日中は全国的に風も弱まり、波も2m以下で比較的穏やかな海域が多い見込です。
15時の予想波高分布
全国的に波高2m以下
ケイです。今日は雑節の一つ「八十八夜」です。立春から88日目で、まもなく夏がやって来るという意味があります。数日後の5日は「立夏」になります。「八十八夜の別れ霜」という諺がありますが、これは八十八夜を過ぎれば、そろそろ霜(遅霜)の降りる日がなくなるという農業などの目安になっています。ただ、当てはまるのは北日本や山沿いを除いた地方です。あす憲法記念日~5日のこどもの日までは、大きな高気圧に覆われ、全国的に五月晴れが期待出来、気温も上がり霜が降りるほどの冷え込みは少なくなります。
昨日は帯広(平年より3日早く)からエゾヤマザクラ(桜)、青森・札幌からタンポポ、長野・水戸からノダフジ、高松・長野からヤマツツジの開花、盛岡からモンシロチョウ、彦根からトノサマ蛙の初見、高知からハルゼミの初鳴の便りが届いています。