3月31日で今年度最後の日ですが、あいにく西から下り坂です。九州~関東にかけての太平洋側を中心に、冷たい雨が降り「寒の戻り」で、今夜~明日の朝にかけ、岐阜県や関東甲信の内陸や山沿いで、季節外れのミゾレや雪の降る所があるので注意して下さい。
【今日31日の天気】
9時の予想天気図では、日本の南海上に菜種梅雨前線が発生し、前線上の東シナ海に低気圧が進み、今夜は西日本の南海上を通過する見込みです。一方、北日本には大陸から高気圧が張り出して来ます。
9時の予想天気図
このため、既に九州では雨が降りはじめています。低気圧の東進に伴い、西日本は下り坂で、近畿や東海では昼前後から、沖縄と関東では午後~夕方にかけ雨が降りはじめる見込みです。これらの地方の方は傘を持ってお出かけ下さい。また、気温が下がるため、今夜~明日の朝にかけ岐阜県や関東甲信地方の内陸や山沿いでは季節外れのミゾレや雪の降る所があるので注意して下さい。一方、北陸~東北は曇りがちで、北海道では晴れる所が多いでしょう。
15時の降水予測
31日の天気予報
【今日31日の気温】
日中の最高気温は、沖縄で気温が上がり25℃を超える夏日になる他は一転、気温が大幅に下がり、冬から3月上旬の頃の寒さになる所が多く、桜が開花したところでも「花冷え」になるので、暖かい服装でお出かけ下さい。
31日の予想気温(最高/最低)
九州~関東では15℃以下
【今日31日の波高】
5時現在、奄美諸島から九州(鹿児島・宮崎・大分・福岡県)と四国(高知・徳島県)・和歌山県、新潟・山形・秋田県に波浪注意報の発表されています。今後、低気圧の接近で西日本の太平洋側と東海から伊豆諸島、東北の太平洋側でも次第に波が高まって来るので注意して下さい。一方、日本海側は波が収まり、昼頃までには波浪注意報が解除される見込みです。
12時の予想波高分布
太平洋側で2m以上
トミーです。昨日は気温が上がり、最高気温が20度を超えた地点が140か所あり、今年に入って一番多く、各地で春本番の陽気になりました。海開きした奄美大島では、名瀬で25.5℃まで上がり今年初めて「夏日」を観測しました。しかし、今日から明日は一転、気温が下がり「寒の戻り」で、桜前線も足踏みしそうです。予報士コラム「【週末の天気】桜の便り続々 週末は花冷え」参照。
昨日は一日のソメイヨシノ開花が最多になる甲府・大阪・和歌山・松山・佐賀・長崎から、宇都宮からはタンポポの開花、和歌山からウグイスの初鳴、名古屋・鳥取・徳島からツバメ、名古屋・津・京都・鳥取・福岡からモンシロチョウ、高知からトカゲの初見の便りが届いています。