年末寒波 大雪続く

年末寒波のピークは越えつつありますが、北海道〜山陰地方の日本海側や山沿いを中心に大雪になっています。24時間降雪量は多いところで50〜70cmに達し、青森県酸ヶ湯では積雪240cmを超えました。

帰省ラッシュのなか大雪や吹雪に伴う交通機関の乱れが予想されますので、最新の気象情報・交通情報をご確認の上、時間に余裕をもった行動を心掛けましょう。また車を運転される方は冬用タイヤやチェーンを装着するなど雪道に備え、焦らず安全運転でお願いします。

強烈寒波居座る

強い冬型気圧配置はあす午前にかけて持続する見込みで、北日本や北陸地方は大雪や猛吹雪による視程障害に引き続き警戒が必要です。目の前の視界が無くなるホワイトアウトが発生するおそれがありますので、不要・不急の外出は控えてください。

また北陸〜山陰地方の日本海側にはJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)に伴う発達した雪雲が断続的に流れ込み、降雪の強弱を繰り返しながら積雪はさらに増える見込みです。落雪や雪崩などのリスクが高まりますので雪の事故には十分注意してください。

 

大雪の見通し
エリア 最大降雪量(あす6時までの24時間降雪量)
北海道 50cm
東北 40cm
北陸 40cm
関東甲信 50cm
近畿 20cm
中国 30cm

ABOUTこの記事をかいた人

そっと静かに一人宇宙に思いを馳せるロマンチスト。学生時代には水の循環過程を研究していた。地球の仕組みや環境問題に心を寄せ、ヒグラシの鳴き声や川のせせらぎにシアワセを感じるシャイな好青年。“健康気象アドバイザー”でもある。現在はファインダー越しに季節の移ろいを追う姿が各地で目撃されるようになった。