30日にかけて大雪・猛吹雪に警戒

今季最強寒波が流れ込み始め、飛行機や新幹線など交通機関にも影響が出始めています。

強い冬型気圧配置は30日(日)午前にかけて持続する見込みで、北日本や北陸地方は大雪や猛吹雪による視程障害に警戒が必要です。目の前の視界が無くなるホワイトアウトが発生するおそれがありますので、不要・不急の外出は控えてください。

また、東北南部~山陰地方の日本海側にはJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)に伴う発達した雪雲が流れ込み、山陰地方や近畿北部はあす29日(土)にかけて積雪が急増するおそれがあります。落雪や雪崩などのリスクが高まりますので雪の事故には十分注意してください。

昨夜からきょう(28日)にかけて東海と西日本の各地で平年より5~13日遅い初雪を観測しました(岐阜、名古屋、津、神戸、大阪、和歌山、徳島、香川、岡山、佐賀、長崎、熊本、福岡)。あす29日(土)にかけて普段雪の少ない東海や近畿、四国地方の市街地でも積雪となるおそれがあります。

30日頃まで強い冬型持続

強烈寒波流入

大雪の見通し
エリア 最大降雪量(~あす夜) 最大降雪量(~30日夜)
北海道 50cm 30~50cm
東北 60cm 30~50cm
北陸 70cm 30~50cm
関東甲信 70cm 40~60cm
東海 35cm 10~20cm
近畿 40cm 20~40cm
中国 40cm 20~40cm

年末に帰省される方や旅行を予定されている方も多くいらっしゃると思いますが、交通機関の大きな乱れが見込まれますので最新の気象情報・交通情報を確認するようにしてください。また、車を運転される方は冬用タイヤやチェーンを装着するなど雪道に備えておきましょう。

ABOUTこの記事をかいた人

そっと静かに一人宇宙に思いを馳せるロマンチスト。学生時代には水の循環過程を研究していた。地球の仕組みや環境問題に心を寄せ、ヒグラシの鳴き声や川のせせらぎにシアワセを感じるシャイな好青年。“健康気象アドバイザー”でもある。現在はファインダー越しに季節の移ろいを追う姿が各地で目撃されるようになった。