日本列島に停滞する梅雨前線に向かって南から湿った空気が流れ込み、九州北部を中心に猛烈な雨が降っています。
熊本県甲佐町では0時20分までの1時間に149.5ミリという記録的な豪雨を観測しました。
その他熊本県内では1時間120ミリを超える猛烈な雨が多くの地点で解析されています。
熊本県内に続き、未明にかけては宮崎県内に非常に発達した雨雲がかかる見込みです。局地的に1時間100ミリの猛烈な雨となり、河川の増水や氾濫、低地の浸水、土砂崩れなど重大な災害が起こるおそれがありますので厳重に警戒してください。
氾濫危険水位を超えている河川があり、夜間ですので、無理して屋外に避難せず、安全な建物の上階かつ斜面から離れた側などに身をうつして安全を確保しましょう。
きょうは寒気を伴った気圧の谷が東に移動するため、強い雨の範囲は近畿、東海、関東にも広がるでしょう。日中は天気の急変と激しい雷雨、突風、降ひょうなどにご注意ください。
【激しい雨の時間帯】
中国地方…朝にかけて
近畿地方…午前中
東海地方…昼ころ
関東地方…昼過ぎ
(2016年6月21日 00:00更新)
がんちゃんです。
熊本の被災地では、数年の一度の猛烈な雨が降っています。
平成15年7月20日の水俣豪雨災害を想起させる危険な雨の降り方です。
全国的に大気の状態が不安定となっています。広い範囲で激しい雷雨にご注意ください。