【1/5 朝イチ!】暦通りの「寒の入り」

寒中お見舞い申し上げます。今日は二十四節気の一つ「小寒」(しょうかん)です。新暦では一年で最初の二十四節気ですが、旧暦ではまだ12月前半で最後から2番目の23節で、太陽黄経が285度の時です。寒さが加わる頃で、今日から「寒の入り」になります。小寒後15日で大寒、大寒後15日の立春で、寒が明けます。2月4日の立春の前日、節分までのおよそ1ヶ月間が「寒の内」で、一年で一番寒い時期に当たります。
寒中見舞いの便りや柔道、空手、剣道などの武芸や茶道など芸事の寒中稽古が始まるのもこの「寒」の時期 です。

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今年のお正月は、北陸から北の日本海側を除き、天気に恵まれた所が多く、また、気温も高めで、暖かいお正月でした。東京都心では3が日の最高気温が3日間連続13度以上だったのは、1899年(明治32年)以来、118年間の観測で初めてでした。昨日4日も13度以上で、4日連続も記録更新です。また、南国沖縄県石垣島でも、25度以上の夏日が続いたのは、1930年(昭和5年)以来87年振りでしたが、昨日4日も25度以上の夏日で4日連続は、1921年(大正10年)の観測開始以来、96年間では初めての記録になります。今日も25度以上の予報で、記録が更新されそうです。

一方、今日の日中の最高気温は、沖縄~九州ではまだ、平年より高めですが、その他の地方は、暦に合わせるように気温が下がり、平年並か低くなり、暦通りの「寒の入り」になります。この寒さは西日本~東海では週末まで、関東から北では9日「成人の日」頃まで続く見込です。

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(2017年1月5日 04:30更新)



トミーです。小寒から4日目を「寒四郎」と言い、この日の天気がその年一年の麦の収穫に影響があるとされ「麦の厄日」とのことです。また、小寒から9日目に降る雨を「寒九の雨」と言い、この日に雨が降ると豊作の兆しがあるとされています。急に寒くなり、太平洋側では空気も乾燥し、風邪やインフルエンザなど流行のピークになる時期です。体調の管理に注意して「寒の内」を乗り切りたいものです。