【7/8 朝イチ!】大雨のピークは過ぎるが不安定な天気が続く 

今日は、梅雨前線が西日本から北陸沖を経て北日本にかけてのび、停滞する見込みです。活動は次第に弱まり大雨のピークが過ぎますが、全国的に曇りや雨の降る所が多いでしょう。特に九州・四国周辺では日中にかけても急な強い雨・落雷・突風などに注意が必要です。また、西日本・東海では、これまで降った雨により地盤が緩んでいます。山沿いや傾斜地を中心に引き続き土砂災害には十分に警戒・注意してください。

7/8(日)09時の予想天気図

日中の気温は、北海道と東北北部、西日本の日本海側では平年を下回るでしょう。特に北海道のオホーツク海側と道東の太平洋側では最高気温が15℃前後で上着が必要になりそうです。他の地方は平年並み以上の所が多いでしょう。東北南部と東日本、西日本の太平洋側にかけては最高気温が30℃以上まで上がり、蒸し暑く感じられそうです。熱中症になりやすい気象状態となりますので、こまめに水分を取るなど体調管理には十分ご注意ください。

全国の天気と気温

 

各地の天気のポイント

 【北日本】(東北・北海道)

北海道は道東周辺では昼前まで雨の降る所が多くなりますが、他は概ね曇りで道北では日の差す時間もありそうです。東北は北部や日本海側を中心に雨が降ったり止んだりで梅雨空が続くでしょう。南部の太平洋側は概ね曇りでしょう。

各地の天気と気温

日中の気温は、北海道の道南や内陸部では20℃前後の所が多くなりますが、オホーツク海側と道東の太平洋側では15℃前後までしか上がらず肌寒いでしょう。東北は青森を除き最高気温は25℃以上となるでしょう。福島では30℃の真夏日となる予想で、気温の上昇により大気の状態が不安定となり、午後は山沿いを中心ににわか雨や雷雨となる所がありそうです。

 

【東日本】(関東甲信・東海・北陸・島しょ部)

雲が広がりやすく、北陸と東海・長野では午前中までは雨の所が多いでしょう。新潟県では午後以降も雨の残る所がありそうです。岐阜県は記録的な大雨となっている所があり特別警報が発表中です。土砂災害・低地の浸水・河川の増水・氾濫に厳重に警戒して下さい。一方、関東では薄雲が主体で日中は日の差す時間がありそうです。昼頃は紫外線が非常に強い予想となっています。外出の際は、長袖シャツ、日焼け止め、帽子を着用するようにしましょう。

紫外線の予測分布図12時

(出典:気象庁HP)

日中の気温は、昨日を上回り30℃前後まで上がる所が多く蒸し暑いでしょう。関東甲信の山沿いでは午後は大気の状態が不安定となり、夕立の所もありそうです。熱中症になりやすい気象状態となりますので、暑さを避けこまめに水分を補給するなど体調管理にご注意ください。

 

西日本(九州・中国・四国・近畿)

九州・四国は大気の不安定な状態が続き、日中にかけて雨が断続し、雷を伴って一時激しく降るおそれがあります。短時間の強い雨、落雷・突風などの現象に警戒・注意が必要です。他の地方も昼頃にかけてにわか雨や雷雨がありそうです。午後は天気が回復に向かいますが、これまでの雨で地盤が緩んでおり山沿いや傾斜地を中心に土砂災害に十分な警戒・注意をしてください。

降水分布予想12時

日中の気温は、九州北部と中国地方では25℃~29℃位で平年を下回りますが、太平洋側では30℃以上まで上がる所が多く、蒸し暑くなるでしょう。

 

【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)

奄美は概ね曇りでしょう。沖縄も薄雲が広がりやすいですが、天気の崩れはなく日中は日が差す時間が長くなりそうです。

各地の天気と気温

日中の最高気温は、奄美で29℃、沖縄は30℃以上の真夏の暑さとなる見込みです。

(むらさめ)