【2/11 朝イチ!】急速に寒気が流れ込み、日本海側では大荒れの天気に

昨夜から本州南岸沿いを進んだ低気圧は日本の東海上に離れますが、日本付近の上空には急速に寒気が流れこみ、西から冬型の気圧配置が強まるでしょう。また、北日本は低気圧を含む気圧の谷の影響を受ける見込みです。このため、北海道と本州の日本海側を中心に雪や雨が降るでしょう。北陸では風雪の強まりや落雷・突風に注意が必要です。一方、西日本と東日本の太平洋側では晴れる所もありますが、全般に雲が広がりやすく一部では雨や雪が降る変わりやすい天気となりそうです。

2/11(日)09時の予想天気図

最高気温は、太平洋側の一部をのぞいて全国的に昨日より低くなる所が多い見込みです。特に西日本で平年より2℃~5℃低く、最も寒い時期を下回る厳しい寒さとなるでしょう。東日本はほぼ平年並み、北日本では平年を1℃~3℃上回る所が多そうです。

全国の天気と気温

 

各地の天気のポイント

 【北日本】(東北・北海道)

北海道は、函館や札幌、留萌など日本海側では日中から西寄りの風が強まり、所によりふぶくでしょう。紋別や網走などオホーツク海側でも午後から雪となる所が多くなる見込みです。帯広や釧路など道東の太平洋側では概ね曇りですが、午後からは一時雪や雨が降りそうです。東北も青森・秋田・酒田など日本海側を中心に雪や雨が断続し、風雪の強まりに注意が必要です。太平洋側の盛岡、仙台、福島などは晴れ間もありますが一時雪や雨の降る変わりやすい天気となりそうです。

各地の天気と気温

最高気温は平年より高めですが、北海道の日本海側とオホーツク海側では昨日より1℃~4℃低くなる所が多いでしょう。旭川・稚内0℃、函館・室蘭2℃、帯広4℃、釧路は5℃の予想です。東北も昨日より2℃~3℃低くなり、青森3℃、秋田・盛岡4℃、山形5℃、福島8℃、仙台9℃の見込みです。

 

【東日本】(東海・北陸・関東甲信・島しょ部)

北陸では、日中にかけて次第に雨から雪に変わり季節風が強まるでしょう。午後からは日本海からのびる気圧の谷の影響を受けるため、落雷・突風など不安定現象や大雪や吹雪による交通障害が発生するおそれがありますので、お出かけの方は最新の交通情報にご注意ください。関東甲信は天気が回復し乾燥した晴天となる所が多くなりますが、北関東や長野県北部の山間部では雪が断続する見込みです。東海は静岡では大体晴れますが、他は雲が広がりやすく、岐阜県北部では時々雪となりそうです。

12時の降水分布予想

日中の最高気温は、関東や山梨、静岡など太平洋側の晴れる一部を除いて昨日より低くなる所が多いでしょう。北陸では、福井3℃、金沢・富山4℃、新潟6℃の予想です。関東は11℃~14℃まで気温が上がり、東京は13℃と3月中旬並みでしょう。甲信・東海は、長野4℃、松本5℃、岐阜7℃、名古屋・津8℃、甲府12℃、静岡は14℃まで上がるでしょう。

 

西日本(九州・中国・四国・近畿)

寒気の強まりにより山陰や九州北部の日本海側を中心に雪や雨が断続するでしょう。太平洋側では宮崎や高知などで晴れるほかは雲が広がりやすく、広島、高松・松山など瀬戸内海沿岸では夜から時折雨や雪の降る変わりやすい天気となりそうです。

03時の衛星画像

日中の最高気温は、昨日と同じか1℃~2℃低くなる所が多いでしょう。日射しのある九州南部と四国の太平洋側でも10℃以下で、最も寒い時期を2~3℃下回る厳しい寒さとなりそうです。近畿・中国では、山口5℃、鳥取・松江・広島6℃、京都・神戸・岡山7℃、大阪・和歌山8℃の見込みです。九州・四国では、熊本・高松7℃、福岡・長崎8℃、鹿児島・高知9℃、宮崎10℃でしょう。

 

【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)

大陸の高気圧の張り出しによる寒気の影響で北寄りの風が強く、曇りで弱い雨の降る所があるでしょう。なお、周辺海域では波の高い状態が続きますので、海上や海岸付近では、うねりを伴った高波に十分注意してください。

09時の風と波の予想

日中の最高気温は、昨日は沖縄地方で25℃近くまで上がった所がありましたが、今日は平年より2℃前後低くなるでしょう。奄美は16℃、沖縄は宮古島17℃、那覇・石垣18℃、南大東21℃の予想です。

(2018/2/11 04:45更新)むらさめ