【2/3 朝イチ!】低気圧が北日本にゆっくり接近、西日本から次第に冬型が強まる。

日本海には動きの遅い低気圧があり、発達しながら北日本に接近します。この低気圧の西側には強い寒気があり、西日本から次第に冬型の気圧配置が強まります。北日本の日本海側・北陸・山陰は大雪・風雪・雪崩・落雷、北日本の太平洋側と山陰は高波に注意してください。東日本と西日本は寒気や気圧の谷の影響で雲が多く、九州北部は雨か雪が降るでしょう。関東の沿岸海域では波が高く注意が必要です。沖縄・奄美は寒気の影響で雨が降り、周辺海域は高波に注意してください。

予想天気図(2月3日9時)

 

日中の最高気温は、北日本は今頃から2月下旬のところが多いでしょう。東日本から西日本は、北陸で平年より1℃~2℃高いほかは、平年より2℃ほど低く、寒さが続く見込みです。北海道は、-4℃~2℃、東北は4℃~10℃、北陸は6℃~7℃、関東・東海は8℃~12℃、近畿・中国・四国は6℃~11℃、九州は8℃~10℃、沖縄・奄美は15℃~19℃です。

きょうの全国の天気と気温

 

2月3日12時の波と風の予想

 

各地の天気のポイント

北日本】(北海道・東北)
日本海には動きの遅い低気圧があり、きょうからあすにかけて北日本に接近します。この低気圧により、北海道と東北地方では、雪か雨が降り、風が強まる見込みです。大雪・風雪・着雪・強風・落雷と高波に注意してください。交通機関は、吹雪や吹き溜まりなど交通障害に気を付けてください。 オホーツク海の沿岸では、流氷の動きにも注意してください。東北地方は、低温に伴う道路の凍結や水道管の凍結にも注意が必要です。太平洋側では、空気が乾燥しています。火の元・火の取り扱いに気を付けてください。

きょうの北海道の天気と気温

 

きょうの東北地方の天気と気温

 

日中の最高気温は、北海道では、道北・道東を中心に真冬日が多く、-4℃~2℃(札幌-1℃、稚内-4℃、旭川-3℃、網走-3℃、釧路0℃、帯広-3℃、函館2℃)で、今頃から2月下旬並みの見込みです。東北は、4℃~10℃(仙台7℃、青森4℃、盛岡4℃、秋田4℃、山形7℃、福島10℃)で、平年より1℃~4℃ほど高く、2月下旬から3月上旬並みでしょう。ダウン、帽子、手袋、マフラーなどの防寒対策をしっかりして、お出かけください。

 

東日本】(北陸・東海・関東・島しょ部)
北陸は、寒気の影響で、雪か雨が降り、ところにより雷を伴うでしょう。関東北部と飛騨は雪が降り、関東は寒気や気圧の谷の影響で雲が多く、朝の内は千葉県の沿岸で雨が降る見込みです。東海地方は雲が多く、太平洋側では雨が降るでしょう。伊豆諸島は雨が降り、小笠原諸島は雲が多いでしょう。北陸は風雪・雪崩・落雷・突風、関東北部の山沿いと飛騨は、雪崩に注意が必要です。北陸は低温が続きます。道路や水道管の凍結に気を付けてください。関東の近海は、高波に注意してください。

きょうの北陸地方の天気と気温

 

きょうの東海地方の天気と気温

 

東日本の雪雲や雨雲の予想(2月3日12時)

 

日中の最高気温は、北陸では5℃~7℃(新潟7℃、長野5℃、金沢6℃)で、2月下旬並みでしょう。関東は、8℃~9℃(東京8℃、千葉9℃、横浜8℃、前橋9℃)まで上がりますが、平年より1℃前後低い見込みです。東海は9℃~12℃(名古屋10℃、静岡12℃、岐阜9℃)です。ダウン、帽子、手袋、マフラーなどの防寒対策をしてください。

 

西日本(近畿・中国・四国・九州)
山陰・近畿北部は、寒気の影響で、雪か雨が降り、ところにより雷を伴うでしょう。風雪・落雷・突風・雪崩と高波に注意してください。瀬戸内海・四国・九州は、寒気や気圧の谷の影響で雲が多く、九州北部は雨か雪が降る見込みです。中国・四国・九州では、低温が続き、空気が乾燥しているところがあります。火の元・火の取り扱い、山地では水道管や道路の凍結に気を付けてください。

 

きょうの中国地方の天気と気温

 

きょうの九州地方の天気と気温

 

西日本の雪雲や雨雲の予想(2月3日12時)

 

日中の最高気温は、近畿・中国・四国では、6℃~11℃(大阪8℃、京都8℃、神戸8℃、松江6℃、広島8℃、高松8℃、高知11℃)で、九州では、7℃~10℃(福岡8℃・長崎7℃、熊本9℃・大分9℃・鹿児島10℃)で、平年より1℃から3℃ほど低いでしょう。ダウン、帽子、手袋、マフラーなどの防寒対策をしてください。

 

沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
沖縄・奄美は、寒気の影響で雲が多く、雨が降ります。沖縄の周辺海域は波が高く、沿岸や海上は注意が必要です。日中の最高気温は、平年より1℃~6℃ほど低く、14℃~19℃(奄美14℃、那覇15℃、石垣島15℃、南大東島19℃)です。北寄りの風が強く、寒いでしょう。

 

きょうの沖縄・奄美の天気と気温

 

今日のヒトコト: 冬型が次第に強まり、西日本へ寒気が流入、寒さが続く
きょうは、動きの遅い低気圧が北日本に接近、北陸・山陰は冬型の気圧配置がしだいに強まります。風雪・落雷・突風と高波に注意が必要です。太平洋側と瀬戸内海では、寒気や気圧の谷の影響で雲が多いしょう。きょうは節分、あすは立春ですが、あすの4日(日)から来週は、再び、厳しい寒さが続きます。受験生は、暖かくしてお出かけください。また、インフルエンザが大流行、帰宅の際は、手洗い・うがいを忘れずに。けさの雲画像では、日本海には渦状の雲域、北海道の太平洋側から関東の東海上にかけて下層雲、北部日本海、黄海から東シナ海、西日本の太平洋側には寒気に伴う下層雲が発生しています。これら雲域が、きょうの天気の主役です。

気象衛星の雲画像(2月3日3時)

 


ビエントです。きのうは、長崎からウメとタンポポの開花の便りが届きました。東京も記憶に残りそうな寒さが続くなか、都内の公園で黄色い花を見つけました。ラッパスイセンと雪です。

東京都(2月1日)

 

(2018/2/3 04:30更新)