【1/28 朝イチ!】気圧の谷や寒気の影響で全国的に日照が少なく、厳しい寒さが続く

西からは低気圧を含む気圧の谷が近づいています。このため、全国的に天気は下り坂で、西日本ではこれから日中にかけて、東日本では夜から雨や雪となる所が多いでしょう。また、北日本では寒気の影響で日本海側を中心に雪が残り、夜は低気圧の接近で荒れた天気となる見込みです。

1/28(日)09時の予想天気図

上空の寒気は西日本と東日本では緩みますが、日射しが少ないため日中も気温の上昇が鈍く、最高気温は全国的に平年を下回り、厳しい寒さが続く見込みです。

全国の天気と気温

 

各地の天気のポイント

 【北日本】(東北・北海道)

北海道は全般に雲が広がりやすく、函館、札幌や稚内など日本海側や北部を中心に雪が降ったり止んだりするでしょう。道東の帯広、釧路などでは昼頃にかけて晴れ間が広がりますが午後は曇りそうです。東北も雲が広がりやすく、青森・秋田、酒田など北部と日本海側で午前中にかけて雪が残る見込みです。なお、今夜は日本海から低気圧が接近するため、急に降雪が強まりふぶくおそれがあります。沿岸では強風や高波にも注意してください。

各地の天気と気温

最高気温は、北海道では昨日と同じ位の所が多く、各地で真冬日となり厳しい寒さが続きそうです。日中にかけても路面や水道管の凍結にご注意ください。稚内-4℃、旭川・網走-3℃、札幌・帯広-2℃、函館・釧路-1℃の予想です。東北では昨日より1℃~2℃位上がるでしょう。青森・盛岡0℃、秋田1℃、山形2℃、仙台・福島4℃の見込みです。

 

【東日本】(東海・北陸・関東甲信・島しょ部)

太平洋側でははじめ晴れ間もありますが、日中にかけては概ね曇りで、北陸では午前中まで山沿いを中心に弱い雪や雨の残る所があるでしょう。また、東海や北陸では夜から雪や雨が降りだす見込みです。

03時の衛星画像

日中の最高気温は、北陸や長野県で昨日から3℃前後上がり一部で平年を上回りますが、他はほぼ昨日と同じくらいで平年より低く厳しい寒さが続く見込みです。関東・甲信地方では、さいたま・宇都宮4℃、東京・長野5℃、松本・甲府6℃、横浜・千葉では7℃でしょう。東海・北陸地方は、新潟3℃、名古屋・岐阜4℃、津・富山5℃、金沢・福井6℃、静岡は9℃の予想です。

 

西日本(九州・中国・四国・近畿)

低気圧や前線の影響により天気は下り坂で、九州では朝から、中国・四国は昼前から、近畿では午後から夜にかけて雨や雪となりそうです。傘が手放せない一日になりそうです。

12時の降水予想

日射しがほとんどなく、日中も気温の上昇は鈍いでしょう。日中の最高気温は、山陰や九州南部では昨日より2℃~3℃高くなる他はほぼ昨日と同じくらいで、平年より低い所が多く真冬以上の厳しい寒さが続きそうです。近畿・中国地方では、京都・山口5℃、大阪・神戸・松江6℃、広島・鳥取7℃でしょう。四国・九州地方は、高松・徳島6℃、福岡・松山7℃、熊本・高知8℃、長崎9℃、鹿児島と宮崎では12℃まで上がり久しぶりに平年並みに戻るでしょう。

 

【沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)

気圧の谷や前線の影響により曇りで、夕方から夜にかけて雨となるでしょう。一時雨足が強まるおそれがありますのでご注意ください。

各地の天気と気温

今日は久しぶりに寒さが緩み、沖縄では20℃以上まで気温が上がるでしょう。日中の最高気温は、奄美では平年より1℃高い18℃、沖縄では平年より2℃~3℃上回り、那覇21℃、宮古島22℃、石垣23℃の予想です。

 

今日のヒトコト:今夜、低気圧の接近する北日本では、急な天気の変化に注意。


むらさめです。

やっと冬型の気圧配置が緩んで北日本の降雪も弱まっていますが、今夜は低気圧が日本海から北日本に接近し、明日の朝にかけて津軽海峡から北海道付近を通過するでしょう。このため、今夜は北日本・北陸地方を中心に、大気の状態が不安定となるため急な落雷や突風、降雪の強まりに注意が必要です。また、風が強まり、海上では波が高くなる可能性があります。吹雪による視程障害や海上では高波にも合わせてご注意下さい。

(2018/1/28 04:45更新)