【12/21 朝イチ!】日本海側は雪か雨、西日本は真冬並みの寒さが続き、太平洋側は冬晴れで空気が乾燥。

きょうは、大陸の高気圧の張り出しにより冬型の気圧配置はゆるむものの、北海道から九州にかけての日本海側と東北地方は、寒気や気圧の谷の影響を受けます。北海道の日本海側は雪や吹雪、オホーツク海側は雪が降るでしょう。東北地方と北陸・山陰にかけての日本海側は雨が降り、ところにより雷を伴う見込みです。九州北部は雲が多いでしょう。関東・東海から西日本は大陸の高気圧に覆われます。北海道の太平洋側と関東・東海から近畿・中国・四国・九州の太平洋側は広い範囲で晴れるでしょう。沖縄・奄美は寒気の影響で雲が多く、海はうねりを伴いしけが続く見込みです。 

予想天気図(12月21日9時)

日中の最高気温は、10℃以下のところが多く、北日本は今頃から12月下旬の頃、東日本は1月中旬から1月下旬の頃、西日本と沖縄・奄美は、1月上旬から1月下旬の頃の気温が続きます。北海道は-1℃~4℃、東北は2℃~7℃、北陸は5℃~8℃、関東・東海から近畿・中国・四国は9℃~12℃、九州は10℃~12℃、沖縄・奄美は15℃~19℃です。

きょうの全国の天気と気温

各地の天気のポイント

北日本】(東北・北海道)
北海道と東北地方は、冬型の気圧配置が続きます。北海道の日本海側は風が強く吹雪や雪が降り、北海道のオホーツク海側も曇りで雪が降りますが、太平洋側は晴れる見込みです。東北北部は曇りで雪や雨が降りますが、東北南部では晴れ間が出るでしょう。北海道では低温が続いています。雪崩、水道管の凍結に加え、車の運転では吹雪や道路の凍結に注意が必要です。北海道の太平洋側や東北南部の太平洋側は空気が乾燥しています。火の元・火の取り扱いにご注意ください。

北日本の降水予想(12月21日15時)

日中の最高気温は、北海道ではきのうよりも3度ほど上がり-1℃~4℃(札幌2℃、稚内0℃、旭川-1℃、網走0℃、帯広0℃、釧路1℃、函館4℃)で、今頃から12月下旬の頃の寒さです。ダウン・帽子・手袋・マフラーなどの真冬の寒さ対策が必要です。東北地方では、2℃~7℃(仙台6℃、青森4℃、盛岡2℃、秋田℃、山形4℃、福島7℃)で、今頃から1月上旬の頃の気温となる見込みです。

東日本】(北陸・東海・関東・島しょ部)
北陸は、寒気や気圧の谷の影響で、朝の内はところにより雷を伴いますが、午後から回復する見込みです。関東・東海は高気圧に覆われて各地で晴れるでしょう。東海や関東北部の山沿いや伊豆諸島は寒気の影響で雲が多く、小笠原諸島は曇りで雨が降るでしょう。北陸は落雷・雪崩に注意が必要です。関東・東海は空気が乾燥しています。火の取り扱い・火の元に注意してください。また、小笠原諸島は高波に注意が必要です。

東日本の降水予想(12月21日15時)

日中の最高気温は、東日本では10℃以下のところが多く、北陸では5℃~8度(新潟5℃、長野6℃、金沢8℃)、関東は10℃~11℃(東京10℃、横浜11℃、前橋11℃)、東海は11℃~12℃(名古屋11℃、静岡12℃、岐阜11℃)で、12月下旬から1月中旬の頃の寒さが続きます。

西日本(近畿・中国・四国・九州)
山陰・九州北部では寒気や気圧の谷の影響で雲が多く、山陰では雨が降りところにより雷を伴うでしょう。近畿・瀬戸内海・四国と九州南部は高気圧に覆われて晴れる見込みです。山陰では落雷・突風に注意が必要です。近畿・四国・南九州では空気が乾燥しています。火の元・火の取り扱いに注意が必要です。

西日本の降水予想(12月15日15時)

日中の最高気温は、近畿・中国・四国では平年より低く、九州では平年より大幅に低く、10℃前後のところが多くなるでしょう(大阪10℃、京都9℃、松江9℃、広島10℃、高松9℃、高知12℃、福岡10℃、長崎10℃、熊本10℃、鹿児島12℃)。

沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
沖縄は高気圧から回り込む寒気の影響で雲が多く、奄美は雨が降るでしょう。海は沖縄本島や先島諸島ではしけが続きます。海上や海岸付近では高波に注意が必要です。日中の最高気温は、1月下旬から一番寒い頃の気温が続くでしょう(奄美15℃、那覇18℃、石垣島19℃、南大東島19℃)。

きょうの沖縄の天気と気温

12月21日12時の風と波の予想

今日のヒトコト:
北海道から九州にかけての太平洋側では、広い範囲で空気が乾燥しています。帰宅したときの手洗い・うがいなどの風邪対策に加え、火の元・火の取り扱いにもご注意ください。また、冬の脱水症対策も大事で、ときどき、のどを潤すことが良いようです。けさの雲画像では、日本周辺には寒気に伴う雲域があります。北部日本海の雲域は雲の発生する位置が大陸から離れてきました。山陰から北陸にかけての日本海では、活発な雲域が入り込んでいます。関東・東海から九州にかけての太平洋側と沖縄・奄美にも寒気に伴う雲域があります。これら雲域がきょうの天気の主役です。

乾燥注意報の発表状況(12月21日03時55分、出展:気象庁ホームページ)

気象衛星の雲画像(12月21日3時)

 


ビエントです。もうすぐ今年のカウントダウンが始まります。きのうは、和歌山・鳥取・広島から初霜、和歌山から初氷の便りが届きました。東京は冬晴れ・寒さ・乾燥が続いています。都内の公園で背の高いヤツデを見つけました。花が多くて思わず見とれました。

東京都(12月16日)