【10/23 朝イチ!】北日本は大荒れ、西日本・東日本の太平洋側は台風一過の秋晴れ

超大型で強い台風21号は3時頃、静岡県御前崎市付近に上陸しました。

台風21号:4時現在と3時の進路予想

予想天気図

東日本は朝まで、東北は夕方まで、北海道は今夜まで大荒れが続くので厳重に警戒して下さい。また、北海道では内陸を中心に午後から夜には雪に変わって来るので注意が必要です。一方、西日本の太平洋側は朝から、沖縄と東日本でも太平洋側は午後には台風一過の秋晴れになる見込みです。

15時の予想天気分布

海は東シナ海では波やウネリは次第に収まって来ますが、太平洋沿岸や日本海でも波やウネリが高くシケ模様が続き、特に東日本から北日本の太平洋沿岸では猛烈なシケ、北陸・東北の日本海側では大シケになるので厳重に警戒して下さい。

12時の波浪予想

日中の最高気温は、台風一過で午後に晴れる関東では一転、気温が上がり22℃~25℃まで上がり汗ばむ陽気になり、沖縄から九州南部で今頃(平年)の陽気が続くでしょう。この他の西日本と東日本・東北では今頃より2℃~5℃低く肌寒く、北海道では今頃より7℃~10℃も低い5℃前後で寒くなる見込みです。

各地の天気のポイント

北日本】(東北・北海道)
台風21号は強い勢力を保って北上し、朝の内に福島県から太平洋に抜け、三陸沖から夕方には北海道の東海上に達する見込みです。このため、東北では夕方まで、北海道は今夜まで太平洋側を中心に大荒れが続くので、暴風・大雨・高波等に十分警戒して下さい。

9時の降水予測

また、北海道では午後から夜には内陸を中心に雪に変わり、この秋一番の大雪になる恐れがあります。交通機関など十分警戒して下さい。

21時の降水予測

21時の予想天気分布

日中の最高気温は、東北南部で今頃より2℃~4℃高く(仙台22℃、福島21℃)になるますが、北部では11月中旬の頃(盛岡10℃、青森・秋田11℃)の寒さになり、北海道では11月下旬の頃(旭川3℃、札幌5℃、釧路6℃)の寒さになるので暖かくしてお過ごし下さい。

西日本・東日本(九州~関東甲信)
台風が強い勢力を保って、早朝までに関東南部を通過します。このため、東日本の太平洋側を中心に昼前まで大荒れの状態が続くので厳重に警戒して下さい。一方、西日本は太平洋側で回復し、東日本でも太平洋側では午後には回復し、台風一過の秋晴れになるでしょう。日本海側は曇りや雨が残る見込みです。
また、超大型の台風で、夕方頃まで強い風も残るので注意して下さい。

15時の予想天気分布

日中の最高気温は、関東・山梨で午後、晴れると急に気温が上がり、20℃を超え(さいたま・甲府22℃、横浜24℃、東京25℃)、汗ばむ位の陽気になるでしょう。この他の地方は、九州南部で今頃の陽気(宮崎23℃、鹿児島24℃)になる他は、今頃より低い11月頃の肌寒さ(長野・金沢15℃、大阪・新潟・松江17℃、名古屋・広島19℃、福岡20℃、高知・熊本21℃)が続く見込みです。関東以外は暖かい服装でお出かけ下さい。

沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
雲が多いですが、日中は晴れる所が多くなるでしょう。ただ、午前中は北よりの風が強いので注意して下さい

12時の予想天気分布

日中の最高気温は、今頃(名瀬25℃、那覇・石垣島27℃、南大東島28℃)の過ごし易い陽気になる見込です。

今日のヒトコト

台風は超大型の強い勢力で上陸し、東日本では午前中、東北では夕方まで、北海道は今夜まで、大荒れが続くので厳重に警戒して下さい。また、北海道では午後から内陸を中心に雪に変わり、今夜から明日にかけ大雪になる恐れがあるので警戒が必要です。
なお、昨日は日降水量が西日本を中心に全国18か所で、年間の最多記録を更新し、一番多かったのは和歌山県新宮の532ミリで、72時間降水量も893.5ミリに達しています。また、最大瞬間風速も14か所で年間の記録を更新し、最も強かったのは、岡山県奈義町の北北東46.7m/sでした。今日は東日本や北日本でも記録的な大雨や暴風になる所がある見込みです。



トミーです。台風21号は超大型で強い勢力を保って、3時頃静岡県御前崎市付近に上陸しましたが、過去3番目に遅い上陸になります。また、超大型の勢力としての上陸は初めてで、中心気圧が950hPaも東日本としては最も低い記録になり、西日本を中心に各地で年間や10月として降水量が最多や風速が最大を更新しており、記録ずくめの台風になっています。
(超大型:15m/s以上の強風域が半径800キロ以上、強い:中心付近の最大風速が33m/s~44m/s未満)

昨日は神戸から平年より33日も早く、サザンカの開花の便りが届きました。