【6/26 朝イチ!】雨の範囲狭まりますが、九州南部は引き続き大雨警戒

週明けの今日は、梅雨前線に近い九州・四国や伊豆諸島で雨が降り易く、特に九州南部では激しい雨の降る所があるでしょう。中国・近畿から関東も雲の多い天気で、太平洋側で雨の降る所がありますが、強く降る所はない見込みです。一方、北日本は日中、晴れ間の出る所が多くなりそうです。日中は東北の太平洋側で7月中旬頃の暑さになる所がある他は、平年並か低い所が多い見込みです。

予想天気図

各地の天気のポイント

北日本】(東北・北海道)
朝のうちは、北海道の東部や東北の日本海側で雨の残る所がありますが、日中は晴れ間の出る所が多くなるでしょう。特に北海道の日本海側はスッキリと晴れる所もある見込みです。

日中の最高気温は、北海道は太平洋側で20℃を超えて、7月中旬頃の陽気になる所が多いですが、北部や日本海側は4月下旬~5月頃の気温で、北部では15℃に届かず、札幌でも15℃を少し上回る程度で、清々しい陽気か、少し肌寒く感じられそうです。東北も日本海側は5月頃の気温で、過ごし易い陽気ですが、太平洋側は25℃前後まで上がる所が多く、7月中旬頃の暑さになるので、「暑さと紫外線対策」をしてお出かけ下さい。

東日本】(東海・北陸・関東甲信・島しょ部)
梅雨前線に近い伊豆諸島は南部を中心に雨が降り、激しく降る恐れもあるので注意が必要です。その他も雲の多い天気で、新潟県は昼頃まで、関東は南部の一部で雨の降る所がありますが、強く降る所はない見込みです。また関東の内陸や甲信・岐阜・北陸西部では、日中、日差しが出る所もありそうです。

15時の降水予測

日中の最高気温は、東海・関東は昨日より高くなる所が多く、平年並(今頃)か、7月上旬頃の気温になるでしょう。特に三重・愛知・岐阜県では、昨日より大幅に高くなり、30℃位まで上がる所もあるので、「暑さ対策」をしてお出かけ下さい。一方、北陸は5月中旬から下旬頃の気温で、25℃を下回る所が多いですが、湿度が高めなので、少しムシムシする所が多くなりそうです。

西日本】(九州・中国・四国・近畿)
梅雨前線に近い、九州南部・四国から近畿の太平洋側で雨が降り易く、九州北部も午後は雨の降る所が多くなるので、これらの地方では、お出かけの際に雨が降っていなくても、傘を持ってお出かけ下さい。ただ、九州南部では断続的に活発な雨雲が掛かり、傘が役に立たない位の激しい雨の降る恐れがあるので、大雨に警戒して下さい。

15時の降水予測

日中の最高気温は25℃~28℃の所が多く、今頃か少し低い気温ですが、湿度が高く、蒸し暑く感じる所が多いでしょう。

沖縄・奄美】(沖縄・奄美諸島)
沖縄は今日も夏空で、奄美地方も晴れ間が出ますが、梅雨前線に近い奄美北部の十島村では、雨が降り易く、夕方まで激しく降る恐れがあるので警戒して下さい。なお、奄美地方では大島から南では晴れますが、北部の十島村で雨の降り易い状態が続いているため「梅雨明け」(平年は29日頃)出来ないと見られます。梅雨明けは28日以降になりそうです。

12時の紫外線予測

日中の最高気温は、奄美北部の十島村を除いて、30℃以上の真夏日が続くでしょう。紫外線も強いので「紫外線対策」をしっかりしてお出かけ下さい。

今日のヒトコト
今日は九州南部を中心に激しい雨の降る恐れがあります。特に鹿児島県の屋久島・種子島地方や十島村で、非常に激しい雨の降る恐れがあるので警戒が必要です。



アルスです。昨日は梅雨前線の活動が活発になった影響で、高知県や和歌山県では日降水量が150mm以上の大雨になりました。1時間降水量も熊本県芦北町田浦で73.5mmを観測し、6月としては1位を更新した他、熊本・和歌山・高知の各県で50mm以上の激しい雨を観測しました。また、未明には和歌山県で「記録的短時間大雨情報」が発表されました。
また、東北や北海道では、低気圧や気圧の谷の影響で不安定になり、所々で短時間に強い雨が降り、岩手県岩泉では33.5mmの1時間降水量を観測し、6月としては1位を更新しました。