【5/19 朝イチ!】全国的に晴れて、初夏~7月並の汗ばむ陽気

関東周辺でもおよそ1週間振りに安定した天気で、全国的に晴れる所が多いでしょう。日中の気温は、沖縄で今頃の陽気が続く他は、全国的に気温が上がり、初夏~7月並の汗ばむ陽気になる所が多い見込みです。

昨日18日の一番
小笠原諸島母島で日降水量が91.5mmを観測し、5月として2008年の観測以来、最も多い日降水量を更新しました。良く晴れた北海道と青森県では、日照時間が今年初めて14時間を超えた地点が21か所もありました。石狩市・岩見沢市・根室市で最も多い14.2時間を観測しました。また、全国で唯一、積雪を観測している青森県酸ヶ湯では、日最深積雪が47cmになり、昨年12月4日以来(約5ヶ月半振り)、50cmを下回りました。

今日19日の天気
9時の予想天気図では、東シナ海と関東の東に高気圧があり、日本列島は2つの高気圧に広く覆われるでしょう。昨日、関東周辺に雨や雷雨をもたらした上空の寒気も抜けて、全国的に安定した天気になる見込みです。

予想天気図

このため、関東周辺でもおよそ1週間振りに安定し、沖縄や奄美も梅雨の中休みが続き、全国的にも雨の降る心配はなく、晴れる所が多いでしょう。

19日の天気予報

今日18日の最高気温
沖縄・奄美で今頃の陽気が続く他は、全国的に平年(今頃)より3℃~5℃高く、25℃を超える「夏日」の所も多くなり、初夏~7月並の汗ばむ陽気になる所が多いでしょう。特に北日本(東北北部~北海道)は、沿海州に停滞する低気圧に向かって暖かい南風が入るため、18日より更に上がり、7月上旬~真夏並の暑さになり、道東やオホーツク海側ではフェーン現象で30℃前後まで上がる所がある見込みです。

19日の予想気温(最高/最低)

4現在、新潟(魚沼・妙高)・岩手県内陸と北海道の雪の多い地方には引き続きナダレ注意報が発表されています。

今日19日の波高
4時現在、北海道留萌・宗谷地方の沿岸に波浪注意報が発表されています。北海道の日本海沿岸は南~南西の風が強まり、午後は南部でも波やウネリが高まるので注意して下さい。

15時の予想波高分布

北海道の日本海沿岸は2m以上



トミーです。週末から日曜日にかけては、沖縄県先島諸島で梅雨空に戻る他は、全国的に晴天の続く所が多いでしょう。ただ、気温が上がり、7月並の暑さになる所も多くなるので「暑さと紫外線対策」をしてお出かけ下さい。また、週末で山や川・沢にお出かけの方は、積雪の多い山ではナダレに、川や沢は融雪による増水等にも注意が必要です。予報士コラム「週末は30℃超え 熱中症警戒」参照。

菜の花畑(日本一の菜種の作付面積)

17日北海道滝川市 堀井さん撮影

5月は北国、北海道では新緑前の春の花が一斉に開花する季節です。ここ滝川市の菜の花畑は、菜種の作付面積が日本一広く、週が明け一気に開花し、見頃になりました。5月20日~21日「たきかわ菜の花まつり」が開催されます。
昨日は釧路(平年より2日早く)からエゾヤマザクラ(桜)の満開の便りが届きました。今年の桜前線最後の満開の便りです。青森からノダフジの開花、和歌山からシオカラトンボ、網走からモンシロショウ、岡山からはゲンジ・ヘイケ蛍の初見の便りが届いています。