台風18号 猛烈な雨・風・波に警戒

台風18号は暴風域を伴ったまま、3日(月)夜~4日(火)にかけて沖縄・奄美地方にかなり接近するおそれがあります。

沖縄・奄美地方では3日昼前から風が強まり、夜には猛烈な風で海上は猛烈なしけになるでしょう。また、3日夕方から4日にかけて局地的に1時間に80ミリの猛烈な雨が降り大雨となるおそれがあります。接近とともに急速に強まる雨風と、土砂災害や河川の増水や氾濫、低い土地の浸水に厳重に警戒してください。

その後台風は、東シナ海を北上し、5日朝には九州北部地方にかなり接近する見込みです。

【 3日21時の沖縄・奄美地方の風分布】20161002_3%e6%97%a521%e6%99%82%e3%81%ae%e9%a2%a8%e4%ba%88%e6%b8%ac

【暴風】

3日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は、

沖縄地方、奄美地方 …  45メートル(65メートル)

【高波】

3日にかけて予想される波の高さは、

沖縄地方、奄美地方 …  10メートル

【大雨】

3日18時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で、

沖縄地方…  150ミリ

奄美地方…  120ミリ

九州南部…  100ミリ

4日18時までの24時間に予想される雨量は、いずれも多い所で、

沖縄地方、奄美地方…  100~200ミリ

また、3日(月)は西日本~北日本も激しい雨に注意が必要です。

台風から離れた西~東日本に暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が不安定となり、九州~関東の太平洋側で激しい雨の降るおそれがあります。(九州~東海は昼前~夕方にかけて、関東は夕方~夜にかけて)

【 3日15時の雨域分布】

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北日本は低気圧や前線が通過するため、3日午後~夜遅くにかけて激しい雨の降るおそれがあります。低気圧は発達しながらオホーツク海に進むため、北海道では4日(火)にかけて強風と高波に注意が必要です。

【 3日21時の雨域分布】 

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(2016年10月2日17:00更新)


miyahara_winter

みやっちです。台風への備えを万全にお願いします。

ABOUTこの記事をかいた人

そっと静かに一人宇宙に思いを馳せるロマンチスト。学生時代には水の循環過程を研究していた。地球の仕組みや環境問題に心を寄せ、ヒグラシの鳴き声や川のせせらぎにシアワセを感じるシャイな好青年。“健康気象アドバイザー”でもある。現在はファインダー越しに季節の移ろいを追う姿が各地で目撃されるようになった。