週末寒波 西日本も広範囲で雪に

きょう日中は比較的穏やかな天候に恵まれましたが、今夜以降は西から再び冬型気圧配置が強まり、日本列島に強い寒気が押し寄せるため、週末土日にかけて厳しい寒さとなるでしょう。土曜日は普段雪の少ない西日本太平洋側の平野部でも積雪となる可能性があります。

今夜からあす26()にかけて、北陸~九州北部の日本海側に発達した雪雲が流れ込む見込みで、雪の強まるところがあるでしょう。四国や近畿中部でも山沿いを中心に大雪となるおそれがあります。また上空に非常に強い寒気が流れ込む影響で大気の状態が不安定となります。日本海側では落雷や突風にも警戒して下さい。

大雪の見通し(山沿いの多いところ)
エリア 最大降雪量(~26日夜) 最大降雪量(~27日夜)
東北 25cm 30~50cm
北陸 70cm 50~70cm
長野・関東北部 70cm 50~70cm
東海 50cm 20~40cm
近畿 60cm 30~50cm
中国 60cm 20~40cm
四国 20cm
九州北部 30cm

週末にお出かけを予定されている方は気象情報や道路情報を確認し、車を運転される際はチェーンや冬用タイヤはもちろんのこと不測の事態にも備えておきましょう。

27()午後になると冬型気圧配置は次第に緩み寒気は北上する見通しで雪の降るエリアも狭まる見込みです。なお、東京都心はこの週末は雲の広がる時間帯はあるものの概ね晴れて積雪の可能性は低いでしょう。

ABOUTこの記事をかいた人

そっと静かに一人宇宙に思いを馳せるロマンチスト。学生時代には水の循環過程を研究していた。地球の仕組みや環境問題に心を寄せ、ヒグラシの鳴き声や川のせせらぎにシアワセを感じるシャイな好青年。“健康気象アドバイザー”でもある。現在はファインダー越しに季節の移ろいを追う姿が各地で目撃されるようになった。