西日本再び大雨警戒

九州・中国地方を中心とした大雨はいったん小康状態となっていましたが、南からの湿った空気と上空寒気の影響で再び前線の活動が活発化するため、西日本の広い範囲で激しい雨のおそれがあります。

【要注意時間帯】
九州北部 …朝のうち、今夜遅く
中国地方 …きょう日中、今夜遅く

これまでの雨で地盤が緩んでいる九州北部地方に加え、浸水被害のあった広島県など中国地方など広い範囲で雨脚が強まり、局地的には非常に激しい雨となる可能性もあります。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水やはん濫に警戒してください。

なお、今回も夜間を中心に雨脚が強まる見込みです。必要に応じて早めの避難と準備を心がけましょう。

あす25日(土)6時までの24時間に予想される最大雨量は、
九州地方、近畿地方…150ミリ
九州南部、中国・四国地方…120ミリ

25日未明~朝にライン状の強雨域を予測

あす25日未明~朝にライン状の強雨域を予測

土砂災害_前兆

(2016年6月24日 08:00更新)


iwamoto_winter

がんちゃんです。

線状に連なり雲の写真でにんじんのように見える積乱雲の列は「テーパリングクラウド」といわれ集中豪雨を起こしやすい雲として知られます。
今夜~あす午前中にかけては夜間帯に雨雲の収束帯がかかり、一昨日の熊本の記録的豪雨と似た状況となることが懸念されます。雨の降り方には十分にご注意ください。

ABOUTこの記事をかいた人

“季節を五感で生きる予報士”
カメラで雲や風景などをおさめるのが日課。
春はお花見、夏は登山、秋は紅葉、冬はスノボ三昧!(まれに骨折あり)
研究対象は積乱雲で、気象庁の竜巻突風予測情報検討会の委員を歴任。
どんなに寒くてもコートを着ない薄着志向。