秋田で記録的大雨 河川氾濫

昨日から梅雨前線が東北地方に停滞した影響で、秋田県では降り始めからの総雨量が300ミリを超えるなど7月の平年の1.5倍に達する記録的な大雨となっています。

秋田県内を流れる雄物川上流で氾濫するなど各地で浸水の被害も発生。雨のピークは過ぎましたが、河川の増水した状況はしばらく続き、これまでの大雨で地盤の緩んでいるところがありますので、河川や崖、急斜面から離れて安全なところに避難してください。

雄物川下流、太平川、玉川も氾濫警戒

 出典:洪水警報の危険度分布[気象庁]

なお、前線の影響であすにかけては北陸や東北南部でまとまった雨になる見込みです。こちらにお住いの方も土砂災害や河川の増水、氾濫にご注意ください。

■24時間降水量の日最大値(14:40現在)
観測史上1位の値を更新
雄和  348.0ミリ
横手  314.5ミリ
大正寺 304.0ミリ
角館  300.0ミリ
桧木内 293.0ミリ
大曲  242.5ミリ

7月の1位の値を更新
鎧畑   278.5ミリ
岩見三内 234.5ミリ
田沢湖  231.0ミリ

ABOUTこの記事をかいた人

そっと静かに一人宇宙に思いを馳せるロマンチスト。学生時代には水の循環過程を研究していた。地球の仕組みや環境問題に心を寄せ、ヒグラシの鳴き声や川のせせらぎにシアワセを感じるシャイな好青年。“健康気象アドバイザー”でもある。現在はファインダー越しに季節の移ろいを追う姿が各地で目撃されるようになった。